第46話 水族館

 私、水族館大好きなんです!


 未だに時々行きますね。


 品川水族館が行き慣れてて、ホームって感じですが、北海道にも素敵な水族館があります。


 中でもおススメなのが、小樽水族館!


 昭和の香りが漂う、歴史ある水族館です。


 海沿いの丘の上にあり、景色も最高。


 小さいながらも、動物のショーも人気の一つ。


 イルカやアザラシは良く訓練されていて、とても素晴らしいショーを見せてくれます。


 なんですが、私が行くと欠かさず見るのは、ペンギンのショーです。


 ペンギンって、調教が難しいんでしょうか?


 全然、言う事を聞かないんですよ。


 こんな感じ。


 ◇ ◇ ◇


『さあ、ペンギンショーの始まりです。

 皆んな、集まってー!』


 追い立てられて出てくるペンギンたち。

 でも、全然集まる様子はありません。


『あらー無視ですね』


 そこはトコトコ、一羽のペンギンが。


『最初は、泳ぎを見て貰いましょう。この飛び込み台からプールに入って泳ぎます。地上での姿と違って、水の中では素早く泳ぐんですよ。

 さぁ、誰が挑戦してくれる子はいないかな?』


 エサでつるが、誰も来ない。


『じゃあ、君にやってもらおう』


 先程から、足を突いているペンギンを捕まえて、飛び込み台へ。


『では、行ってみましょう。ハイ、ドーン。……行きませんね。もう一度、ハイ、ドーン。あらあら、ダメですねー。ハイ、ドーン』


 最後は、飼育員さんが背中を押して、プールに落としちゃいます。

 会場は、クスクス笑い。

 泳いだ子が帰って来て、飼育員さんがご褒美のお魚をあげると、カモメが飛んできて、ペンギンが咥えていたお魚を奪っていく……

 会場、大爆笑。


 そんな様子が続き、最後は滑り台。


『最後は滑り台を滑って貰いましょう。誰が挑戦してくれる子はいるかな〜』


 案の定、ペンギン達は飼育員さんの話を完全にスルー。

 しょうがないので、近くのペンギンを捕まえ、滑り台へ。

 背中を押されるものの、滑り台を滑らずトコトコ歩くペンギン。

 見兼ねた、飼育員さんは、バケツの水を滑り台の上から流す。

 ペンギンは水に足元を取られ、上手に滑り、プールへドボン。


 ◇ ◇ ◇


 と、まぁ、こんな感じで、めちゃくちゃシュールでおもしろいんですよ。


 全然言う事を聞かないって性質をショーにしてるんですよね。


 もし、興味がある方は、YouTubeで、『言う事を聞かないペンギンショー』『小樽水族館』で検索すると、見られます。


 可愛いですよ!




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る