カルテNo.6 人生って1回きりだから悔いなく今を生きよう
私は宝石が埋め込まれたペンダント型のネックレスを拾い直ちに人質達を安全な場所へ避難するように支持する。
「みなさん!ミラージュ・ファミリーは倒しましたので今のうちに落ち着いて避難をしてください!」
すると院内のロビーで待ってましたと言わんばかりにゾロゾロと私の言う通り焦らずに避難を始めると院内の出入り口にどんどん外に出て行く。
「これでやっと人質の人達を解放出来るわ……」
「へぇ……マンティ君に続いてウチのロブスンもやられるとはね。超ウケる。」
私がロブスンから人質達から解放し安堵してから溜め息混じりでポツンっと一言を漏らした瞬間に私の背後から只者とは思えない殺気が伝わり振り返る。
「あ、貴女は?!」
「おぉ〜凄い凄い。随分と勘がいいんだね。」
「くっ……」
「ヤダヤダ、そんなに睨まないでよ?アハハハハ。背後から攻撃するのはウチの趣味じゃないからさ。」
私の背後に居たのはミラージュ・ファミリーの幹部【大刀の魔女シャーカ】。さっきアイツの水分身で何度も苦しめられたけど、見た感じアレはオリジナルだわ。
シャーカ自身は笑っているけど目が全然笑ってないし隙が全然ない。それに水分身の奴とは明らかにレベルが違う……
「今回の作戦は失敗だわ。これじゃウチご主人様に怒られちゃうわ。超笑えないからさ……アンタ死んでよ?」
「っ?!」
そう言った瞬間にシャーカは自分の身長以上の長さの大刀を背中から一瞬で抜き私に襲い掛かるが私は間一髪で避ける。
「アハハハハ。超ウケる。反応は良いみたいだね?でも大人しく死なないと辛いよ?」
「トォーズ・ウィプ!悪いけど私は簡単にやられないわよ?」
私は右手を天にかざして呪文を唱えた瞬間。私の右手に棘が無数に連なる灼熱の火を帯びた鞭が現れてそれを手に取って私は構える。
「超ウケる。だいたいそういう奴から死ぬんだよね!」
「ウェェエエエイ!」
シャーカが大刀を薙ぎ払おうとした瞬間に私は飛び上がりトォーズ・ウィプをシャーカの顔に叩きつける。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます