カルテNo.6 人生って1回きりだから悔いなく今を生きよう
考えてみなさい?女性というのは幾つになっても女で居たいのよ?例え10代であろうと20代であろうと30代であろうと結婚して妻になっても、子供を産んで母であろうと。
常に女性というのは女で居たい。老いてでも女で居たい。それをマンティは年増で片付けた。
それは万死に値する!!(個人的に)
だけど困った事に今はマンティのあの矢をどうにかしないとだわ……
あの魔力で造られた矢は普通の矢よりも鋭いに違いない。ちょっと掠っただけで地味に痛いからモロに当たれば結構エグいかも……
いや、待てよ。確かにマンティの魔力で作られた矢は速い。だけど前に私と戦った死神スカル・レイも魔力で作られた矢はもっとエグかった。
そうなればあの速さを潰せばどうにかなるって事よね?
それに最初に戦った風の魔女ドレイカも速い動きをしていた。その素早い動きが故にカウンターに弱いはずだけど、相手は弓矢だから接近戦に持ち込まないといけない。
どうする私?マンティに私が考えさせられるほど優しい時間はないし。私は頭の中を冷静に落ち着かせるため一旦、深呼吸して策を考える。
良い事を思い着いたわ!
コレならイケる!あっ!性的な意味じゃないわよ?
「さぁ、性(ショウ)タイムよ!この豚野郎!バインド・ロープ!」
私は右手を天にかざして呪文を唱えると、一見は何の変哲もない長縄で私の頭にイメージした通りに動いてくれるバインド・ロープを出現させる。
「キリキリ!馬鹿め!それなりに速いけど、こんなものは避けられるぜ!キリキリ!」
「まだまだよ!メルト・キャンドル!」
そう唱えた瞬間にかざした右手から赤い色の胴体に火が灯ったロウソクが現れて手に取った瞬間に私は溶けるロウソクをマンティに向かって跳ばす。
「こんなものオデの自慢の矢で打ち落としてくれる!キリキリ!」
そう高らかに笑いながらマンティは自称自慢の魔力の矢をメルト・キャンドルの蝋を弾く様に撃ち落とす。だけど私の狙いはそこよ!
「引っ掛かったわね!」
「キリキリ!オデが何に引っ掛かったって?なにっ?!」
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