カルテNo.5 夜の病院って怖いかエロスなイメージだよね

私は今、何をしているかと言うとバインド・ロープで電流を流しているけど、どうやらバインド・ロープの電流も調節が出来るみたいで、私は神経が流れる微弱電流によって神経を活性化させている。


恐らくジョンソンが攻撃が効かないのは感覚系の神経を遮断されているからと睨んでいたけど当たりのようね。


人には自分の意思で動かす運動系の神経と自分の意思とは関係なく反射する感覚系の神経がある。恐らくジョンソンの場合は感覚の神経をわざと遮断させている。


何故なら神経を全部遮断させると言う事はジョンソン自身が身体が動かなくなると言う事。つまり身体を動かなくなる事自体が変な話になるし、ジョンソンが話せるはずもない。


なら、痛みや熱さを感じられないなら感覚神経の一部を遮断させているに違いない。それならバインド・ロープで電流をコントロールして微弱電流を流して痛みや熱さの感覚を復活させる。


それにアンデット兵士の弱点はどれも共通するのが頭!


「インパクト・ナックル!」


私は右手を天にかざして呪文を唱えると右手に鉄が炎に熱されたように赤というより白に近い炎をまとい、そして、そこから煙が立ち込められたメリケンサックを手に取り、ジョンソンの頭を殴り飛ばすとジョンソンの頭はグチャっと嫌な音を立てて同時に身体を地面に叩きつけられる。


「はぁはぁ。やっと倒せたわ。」


「お前、女のクセに強いな。」


「そうでもないわよ。それに男だろうが女だろうが、誰よりも生きる意志は私は強かっただけよ。」


「そうか。まぁ、せいぜい、生きろよ。」


ジョンソンはそう言ってピクリとも動かずに静かに生き絶える。もし、私が医療系の勉強をしていなかったら、そのままそのチェーンソーで細切れにされて私がやられていたかもしれないって思うと運が良かったのかもしれない。


「みんな、全員、倒したよね?」


「勿論だ。」


「カラカラ、問題ありません。」


「ここから一本道を抜けたら地下4階に行けるみたいね。」





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