カルテNo.5 夜の病院って怖いかエロスなイメージだよね
「カラカラ。さすが桃香様。分かってらっしゃる。どれだけ栄養が豊富で手軽に食べられるからといっても値段が高ければ買いたいとは思いません.ですがコレは違います。」
「確かにコレは安いし栄養も豊富よね。」
「普通にスーパーなどで買うと1箱200マルクほどなのですが、マヤローモで展開している薬局で買うと、なんと1箱税込み149マルク!」
「ちなみにコレの名前は?」
うん。コレは嫌な予感しかしない。黄色を基調にした箱に何か文字で書かれていて、箱を取り出してから袋を開けると長方形のブロック形の食べ物。私が知る所ではアレしかあり得ない。
「その名もカロリー・メイt……」
「やっぱりね!私が思った通りだわ!何でこの世界にコレがあるのよ?!色々とツッコミ所が満載だわ!」
私はキャビンが言い切る前にすかさずツッコミを入れて最後まで言わせない様にしたけど、それを尻目にリクト君は非常食をボリボリ食べてる。てか、何でちょこちょこ私の居た世界と通じるものがあるのだろうか?
まぁ、そこはあんまり深く考えると頭痛が起きてしまうので、それよりも私達は地下へと足を運ぶ事にする。
「みんな行くわよ。」
「あぁ。」
「カラカラ。」
私は階段を降りた先にある扉をゆっくりと開けてみると今の所は誰も居なさそうなので地下3階へと足を踏み入れる私達。地下2階と変わらない薄暗い地下道で、地下2階に居たアンデット兵士は誰も居ないのが不思議で堪らない。
「誰も居ないみたいだぞ?」
「カラカラ。しかし罠には気を付けた方が良いかもですわ。」
「そうね。キャビンの言う通り罠かもしれないけど、気を付けて進みましょう。」
「分かった。」
私達は罠があるか確認しながらも私は地図を見て地下道へと進んで行くけど、ビックリするくらいアンデット兵士や化け物にワンコも出てこないし罠も何もない様子。
「なぁ、何も出てこないよな。」
「そうね。何か変に疑っちゃうわ。」
「カラカラ。そう言っていると出てきちゃうもんですよ。」
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