カルテNo.4 仕事ばっかりの日々では疲れてしまう
「その通りになりますね。白魔導師や黒魔導師は呪文科で勉強を学べますし、魔法騎士は魔装科にあたりますね。」
「つまりワスア魔法学校は白魔導師と黒魔導師に魔法騎士の学校になるって事ね。」
「カラカラ。その通りになりますね。それに校内での学生立場と言うのは実力か学校への給付金で立場が変わると言われています。」
「まさにスクールカーストが出来ているのね。」
「カラカラ。やはり学校という狭い檻の中に居るとスクールカーストって言うのが出来上がるんですよね。」
確かにキャビンの言う通り学校って言うのは社会の構図を濃縮させたいわば自由のない檻の中になるのよね。校則に沿った制服に着方、指定された靴、指定された鞄と靴とジャージ。制限された髪色や髪型に拘束時間。
それは学生の義務になるので、その義務がストレスになってしまう事になる。それに加えて先の見えない社会に不安を抱きながらの強制的な勉強に加えてクラスメイトの人間関係。
自由になりたい欲求と求められる成績でストレスの吐け口が見つけられない結果ぎ何が起きるというとだ。そう、イジメだ。
イジメというのは時代が進む事によって見え辛いモノに加えて陰湿になっている。
昔のように目で確認出来ないから昔のまんまの考えを持つ大人には目で確認出来ないし、もし仮にイジメを確認出来たとしても自分の立場を守る為に見て見ぬふりを決め込む。
大人というのは結局は自分が1番可愛いんだよね。自分の事で精一杯で他に気を回せない社会。被害者が泣き寝入りしなくてはいけない社会の縮図なんだよね。
私はイジメを肯定する気はさらさら無い。イジメって言うのは犯罪だよ。
悪口を言ったら脅迫罪に侮辱罪や名誉毀損。お金を取ったら恐喝や強盗。ケガをさせたら傷害罪。
イジメって、平仮名や片仮名で言うから犯罪っぽく見えなくなるけど内容としては立派な犯罪になるのよね。
イジメられた被害者の人間は恐らく大半の人がその心に傷を負ったまま今後も生きていくと思うし、加害者の人間はのうのうと生きている。だけど周りに回ってシッペ返しが来るのは間違いない。
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