カルテNo.4 仕事ばっかりの日々では疲れてしまう
「ワスア魔法学校?」
「はい。マヤローモの中でも相当の実力を秘めているか、相当な家柄でない限りは入学を許されない私立の魔法学校でございます。」
どうやらリクト君の通う学校はワスア魔法学校と言うらしい。それも相当な実力を備えているか、相当な家柄みたい。
「キャビン。悪いけどその、ワスア魔法学校に案内してもらえるかしら?」
「カラカラ。かしこまりました。」
私はランチが楽しみだったけど落とし物をした以上は仕方がない。ランチはまた今度にして学生証がないと色々と困るだろうから私はキャビンと共にワスア魔法学校に向かう。
「ねぇ、キャビン。ワスア魔法学校って相当な実力を備えているか、相当な家柄じゃないと入学を許されないって言っていたけど、どう言う事かしら?」
「そうですね。ワスア魔法学校って言うのは、かつて今の魔法世界を作り上げた魔法使いであるワイズマンとその7人の弟子が作り上げた世界と言えます。その7人の弟子達が後輩育成機関学校として作り上げた1つがワスア魔法学校でございます。」
「なんか、よく分からないけど伝統ある学校って事?」
「ザックリ言えばそんな感じです。ワスア魔法学校には呪文科、魔装科の2つ別れています。」
「アレ、精霊科ってないの?」
「精霊科に関して言えば他校になりますね。以前にもお話しした通り精霊使いは珍しいジャンルの職業の為、マヤローモでは中々、見掛けないのですよ。」
「じゃあ、そのワイズマンの弟子の7人って事は他にもワスア魔法学校以外にも6つの学校があるって事?」
「カラカラ。そう言う事になります。他校に行けば、精霊使い専門や妖術使い専門、死霊使い専門、魔獣使い専門、錬金術専門、風水専門の学校や学科ぎありますね。」
「前に話した職業とかの専門学校になるって事ね。」
「カラカラ。その通りになります。しかし、死霊魔導師や暗黒魔導師専門の学校は存在しないのです。」
「確か、死霊魔導師は未練が残って転生した幽霊で暗黒魔導師は闇魔法になるから禁忌なんだっけ?」
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