カルテNo.4 仕事ばっかりの日々では疲れてしまう

「今日は服とか見に行きたいし、その前に換金所に行ってコレを換金しないとだわ。」


「カラカラ。この色とブレスレットは懸賞金250万マルクの鎖使いフロートのモノですね。いつの間に倒されたのですね。」


「まぁ、10日くらい前かしら。アレから開業の準備やら何やらで換金所には行けてなかったから、せっかくだし、今日換金しちゃおうって思ってるの。」


「カラカラ。了解しました。では、朝食が食べ終わって準備が出来次第、換金所と桃香様の服を買いに行きましょう。」


そう言った後に朝ご飯を食べ終わり服を着替えてからキャビンに案内されて換金所に向かう私。今日はスキニーのデニムに麻のシャツを来て軽く羽織れる薄いカーディガンのコーディネート。


前回、来た換金所の出入り口に着いて換金所の古びた木製のドアの前に立ちドアを3回ノックしてから私はドアに指で正三角形と逆三角形をドアに指でなぞるようにして六芒星を描く。


「「ア・ロ・ホ・モ・ラ」」


私はキャビンと一緒にアロホモラと呪文を唱えると古びた木製のドアは少し眩しいくらいに輝き始めて


私はドアノブに手を掛けてドアをガチャリと開けて換金所の中へ足を踏み入れると石畳にレンガで作られた薄暗い地下室みたいな所に灯りはロウソクという陰気な所に着いた。


「いらっしゃいませ。ようこそ。換金所へ。」


前回と同様。全身をマッドブラック色をしたロープの様なマントのフードを不覚被った陰気な場所に陰気な換金所の男性査定員が後ろから話し掛けてくる。


前回と違うのは私がビックリしなかった事。同じ手には引っかからないわ。


「今日はコレをお願いします。」


「こちらを換金ですね。少々お待ち下さいませ。ではお部屋へご案内しますので、お付きの人も着いてきて下さいませ。」


私は鎖使いのフロートが持っていたキャラメル色に逆五芒星の紋様が入ったブレスレットを換金所の男性査定員に渡すと換金所の査定員に案内されるがままに個室の部屋へと案内される。


「椅子に座って査定が終わるまで少々お待ち下さいませ。そこにある飲み物や食べ物は自由に食べて下さいませ。」


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