第16話 最凶の悪魔ルシファー-この破壊力……最凶-
「あぁ、元気だぞ。」
すると携帯電話のままだったダビデとボーンが手足を生やしてサキュバスの元へ行く。
「サキュバスお姉ちゃん!久しぶり~!!」
「久しぶりボーン君。相変わらず甘えん坊ね。」
「えへへ~。」
ボーンはサキュバスに抱きついてサキュバスはボーンの頭を撫でる。
「お久し振りです。サキュバス先輩。」
「あら~。ダビデ君も大人っぽくなっちゃって~。でも昔みたいにサキュバズお姉ちゃん゙って言ってくれないなんて……私、寂しい。グスン……」
「い、いえ、それは、まだ自分が小さい時の話でして……」
「そうよね。ダビデ君は、もうお姉ちゃんって呼んでくれないのね……」
「いや……じゃあ、サ、サキュバス……お、お姉ちゃ……ん……」
「もう恥ずかしがってるダビデ君も可愛い!!」
「ちょ、ちょっと先輩……」
ダビデはサキュバスにからかわれて、たじろいでる。珍しい光景だな。
「ところでよサキュバス。」
「なんですか?大翔さん。」
「何でサキュバスが此処へ?」
「えぇ。ゼウス様の命により大翔さんをサポートをする従者として参りました。」
「そうか。やっぱりボーンと同じ様にファウストの能力サポートか?」
ファウストに変身してボーンを装着してスカルフォームになってフォームチェンジをするのがボーンの役目。
それならサキュバスも同じ様にファウストに変身してサキュバスを装着によってフォームチェンジをするなら合点がいく。
「ふふふ……さすが大翔さん。半分は正解ですが半分はハズレですね……」
「いったい、どういう事だ?」
半分は正解で半分はハズレ。俺の考えとしては俺のサポートをしてくれるのは正解だろう。でも、後の正解はどういった所だ?
「確かに大翔さんの言う通りファウストのフォームチェンジは正解ですが、私は、ダビデ君のサポートではなく、私自身の単体でファウストの力を最大限に引き出す為に来ました。」
「ファウストの力を最大限?」
「えぇ、ファウストの本当の姿です。」
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