第14話 長年の想い…-ずっと好きだったんだよ…大翔-
「はいは~い!」
あっ起きてたみたいで良かったわ。
「ごめん!ごめ~ん!用意してたら遅くなっちゃった!」
優菜はドアを開けて俺の目の前に立った瞬間に俺は一瞬だけ優菜に見とれてしまう。優菜って、こんなに可愛いかったけ?
「どうしたの?大翔。ぼっーとしちゃって。」
「え?あぁ、すまん、すまん。朝飯出来たぞ。」
「本当に?!んじゃ早く食べよ!」
優菜の一言でハッと我にかえり、優菜と一緒に下に降りて朝飯を食べる。相変わらず美味しそうに食べるよな優菜の奴は。作ってる側としては作りがいがあるな。
優菜はな料理や裁縫は少し不器用だから今度、教えてやるか。昔、料理をやらせたら尸魂界(ソウル・ソサエティ)だったからな。
意味分かるよな?もう死神の黒装束しかいないからね。俺と優梨で食ったら勿論だが腹を下したよ。裁縫だって風の谷のナウシカに出てくる奇怪虫だ
でも、そんな所も可愛い所だよな。
ってアレ?何で?こんなに優菜の事を……
「アレ?大翔ごはん食べないの?」
「あぁ、食べるよ。」
取り敢えず朝飯を口に運び食べ終わり、優菜も食べ終わって準備を済ませて玄関のドアに鍵を掛けた後に外に出る。
俺も優菜もヘルメットを被り俺はバイクにエンジンを掛けてアクセルを回してネズミーランドに向かう。
最近、優菜と出掛ける事が多くなった様な気がする。別に嫌な事じゃないさ。むしろ俺も優菜も一緒に出掛けたりする事を楽しんでる。だから俺は優菜を見届けたい。
もう1人の幼馴染みの優菜を。優菜の幸せ、いずれ優菜も彼氏を作って結婚もするだろう。その旦那と優菜との間にも子供が産まれてきて。
その時、俺は何をしているんだろう?
オジサンとオバサンの様な料理人になって自分のレストランを出して、お客さん達を俺の料理を食べて幸せにしているのかな?
でも、その後は?その後に俺は何をしている?
俺も、いずれは結婚するつもりだ。子供も欲しい。でも結婚する相手が今は思い付かないんだよな……
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