第12話 愛と憎の堕天使-何デ?私ヲ受ケ止メテクレナイノ?-


「……」


「それに祐司さんの身体にも大きな負担が掛かります。」


大きな力を手に入れる代わりの、それなりの代償…

確かに今、祐司の体に危険に晒される。だけど今は祐司以外にべリアルを倒せる頼れる奴がない。


「行くぞ!べリアル!」


【304 Sword Ready】


祐司は銃のグリップのボタンを押し始めると304とボタンを押し、機械音が鳴った後、銃身を逆手に持ち、銃口から細長い剣が出てきて祐司は剣を逆手に持った状態にして黄金に輝く翼を羽ばたかせて宙に浮いて上空からフォルトュナに切りつける。


「グッ!!」


「まだまだ!!」


今度はフォルトュナのボディーに確実に突き刺しフォルトォナにダメージを負わせる。


「グアァー!!熱イ!痛イ!」


「止めだ!べリアル!!」


【Wing Energy Charge】


銃を取り出し、グリップのCLEARボタンを押すと機械音が鳴りCLEARボタンを押したと同時に祐司の翼に雷が纏い始め翼に雷を纏ったと同時に羽ばたかせて上空に浮いてそのままフォルトュナに近づく。


【Wing Volcano】


祐司は1回転してフォルトュナに雷を纏った翼を叩きつけてフォルトュナは炎に包まれて跡形も無く消え去る。


フォルトュナを倒した事を確認した後に祐司は俺達に駆け付けて俺、響也、手塚の縄を千切り俺達は立ち上がる。そして、祐司を変身を解いたと同時に前に倒れ込むが俺が祐司を支える。


「全く無茶しやがって……」


「あはは……結構、魔力と体力使うわ……」


「まぁ、取り敢えず、お疲れさん。」


「ありがと……」


俺は祐司を肩に担ぎ上げて手塚に質問する。


「手塚……」


「はい……」


「お前、佐々木の気持ちを、どう受け取る?」


手塚は静かに俺の質問に答える。


「例え、美沙子がどんなになっても美沙子ですし、私の親友です。だから、今まで通り美沙子とは友達でいます。」


手塚の目は真っ直ぐで全くブレてない。

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