第11話 ドキドキ☆女子高潜入!乙女パラダイス♀− 何か違くね? by飯島大翔。藤田祐司。大和響也−
なるほどな。ニュース等のメディアに、その事件が知られれば学校の評価と信用ははガタ落ちで来年の生徒数は激減して、ましてや伝統を守らないといけない理事長の立場と責任。
そうする為にはマスコミの連中に圧力を掛けつつ、警察に事件解決の依頼になるわけだよな。祐司は続けて言った。
「其所で俺の部署である第零課公安の出番なんだけどさ。」
「けど、何だ?祐司。」
「その学校内の殺人現場に人とは思えない化け物の姿を見たっていう目撃情報があってね。」
「つまり、それって祐司君……」
「べリアルが絡んでる可能性が高いんだ。それで警視総監と俺からのお願いがある。」
「何だ?祐司。俺は別に大丈夫だぜ。」
「俺もです。祐司君。俺が出来る事があれば何でもします。」
やっぱりべリアルが絡んでいると協力するしかないでしょ?それにダチだしな!
祐司はクスリと笑った後に言う。
「んじゃ、今回の作戦は俺と大翔と響也で、その学校先に臨時教師として潜り込んで、殺人事件の解決とべリアルの討伐をする。普段は教師として働き、不審な事が起きたり、べリアルが出現すれば俺達3人で解決するって事だけど良いかな?」
なるほどな臨時教師として潜入すれば問題なさそうだな。
アレ?祐司の奴は何て言った?教師?俺と祐司と響也で?
マジすか?イヤイヤイヤ!無理無理無理!先生なんて出来るわけないじゃん!まぁ、でも、何とかなるかな教科によってだけど。
「んじゃ担当を決めるね。まずは俺なんだけど、俺は養護教諭として働くから、響也は得意な料理や裁縫を生かして、家庭科の教師で。」
「分かりました。祐司君。」
「んで大翔は世界史は得意だったよね?」
「まぁそうだな。」
「んじゃ世界史の教師で、お願いね。」
「わかった。」
「あと、大翔には臨時の担任としてクラスを受け持ってもらうから。」
「え?」
俺は今、情けない声を出していた。クラスの担任だと?イヤイヤイヤ!!何で?!俺が担任の先生なんて無理だぜ祐司!祐司か響也じゃダメなの?
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