第11話 ドキドキ☆女子高潜入!乙女パラダイス♀− 何か違くね? by飯島大翔。藤田祐司。大和響也−

そして、パトカーを走らせる事、数十分。パトカーが止まり居心地の悪いドライブも終わりを告げる。どうやら目的地に着いたようだ。俺はパトカーから降りると御巡りさんが俺を連れてきたのは警視庁。


「降りろ。」


御巡りさんは一言だけそう言って俺は御巡りさんの言う通りに降りた。


「着いて来い。」


続けて御巡りさんが言うので俺も、よく分からないから黙って御巡りさんの言う通り着いていく事にする。その間も、ただひたすら無言の御巡りさん。

何だか重苦しいな。ってか、帰りたいわ。


暫く行くと1つの部屋に辿り着いて御巡りさんが入り口にあるボタンを押して扉を開けた。


「暫く待っていろ。」


そう言った後に御巡りさん達は扉を閉めて、何処かへ行ってしまう。結局の話。俺が何で警視庁に連れてこられたのか未だに分からず考えていると声が聞こえた。


「大翔君?」


俺が、声の主に聞き覚えがあったので振り向いていると、部屋自体が少し薄暗いせいか、あんまり見えないが其処にいたのは響也の姿だった。


「響也。何で、お前が?」


「分かりません。ただ御巡りさんが急に家に来て何も言われずパトカーに乗せられて警視庁に連れてこられました。」


「そうか、俺も何も言われず警視庁に連れてこられたんだ。」


「やっぱり大翔君もですか。」


どうやら響也も俺と同じく急に連れてこられた様だが、すると再び扉が開き、見てみると其処には祐司の姿が見える。


「やぁ大翔に響也。」


「「祐司(君)!」」


俺と響也は一斉に声をあげて、祐司は申し訳なさそうに話を始めた。


「いや~本当は俺が大翔と響也を迎えに行こうとしたんだけど、急に出動が出ちゃってさ、だから俺の部下に大翔と響也を迎えに行かせたんだけど……」



結局、俺と響也は祐司の差し金によって警視庁に連れてこられたらしい。何だよ結局、俺は何も悪い事してないんだな。全く驚かすなよ。あの御巡りさん達、何も言ってくれないからマジで焦ったじゃねぇかよ。


ん?でも何で祐司は俺と響也を警視庁に連れてきた?


「祐司。」


「どうしたの?大翔。」


「何で、俺と響也がここへ?」

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