第10話 超高速【スカル】ーそのスピードに着いてこれるか?ー
すると祐司の背後から無数のトランプが空中で撒かれ、無数のトランプが祐司を切りつけた。
「ぐあっ!!」
祐司も変身が強制解除され、気を失ってしまう。
「祐司!」
「大丈夫か?!ご主人!」
マーレが祐司に駆け寄って祐司の名前を呼ぶ。
「コレデ、断罪ノ使徒モヤラレタネ。」
アナトの分身の3体が俺に近付いてくる。祐司も響也もアナトの分身に、やられて最後に残ったのは俺、1人。どうする?
明らかに3対1。いや事実上はアナトの本体を入れた4対1になる。絶望的だな。
するとボーンが俺の肩の上にやって来て叫んでくる。
「大翔お兄ちゃん!僕を使って!」
「ボーン!お前は危ないから降りてろ!」
「嫌だ!大翔お兄ちゃんが困ってる時に僕がサポートするって決めたんだ!だから大翔お兄ちゃん。僕を使って!」
全たく。子供って言い出したら聞かねぇんだからよ。
「わかったよ!ボーン!」
「わーい!大翔お兄ちゃん。僕を右手に着けて。」
俺はボーンに言われた通りボーンを右手に着け、するとボーンからスロットルを回す時のレバーが出てくるのが分かる。
「大翔お兄ちゃん。まずはスロットルのレバーを1回まわして。」
「わかった。」
俺は言われた通りスロットルのレバーを1回まわすとボーンの機械音が鳴る。
【Change Up Skull】
ボーンの機械音と同時にファウストの筋肉隆起が消えて骨と皮が残るぐらいまで痩せてしまい複眼は赤から緑色に変わった。
「な、何だ?この姿。」
「大翔お兄ちゃん。これがファウスト・スカルフォームだよ!」
「スカル……フォーム?」
するとアナトが興味が湧いたのか楽しそうに言う。
「ホォ、面白イデスネ。」
するとアナトの本体は分身に指令を出して、アナトの分身は俺に攻撃を仕掛けてくる。
「大翔お兄ちゃん!今度はスロットルのレバーを2回まわして!」
「おぉ!」
ボーンに言われた通りスロットルのレバーを2回まわした。
【Speed Gear Start】
ボーンの機械音と同時にアナトの分身達が、動きが止まり始めると俺は何で動きが止まったのか分からないが、絶好のチャンスだと思い、アナトの分身達に攻撃を仕掛ける。
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