第10話 超高速【スカル】ーそのスピードに着いてこれるか?ー

響也はベルトの機会音と同時にロッドを振るい、ビリヤードのプールにも似た板状の光線『レーザープール』を形成してその中にアナトを閉じ込めると更にレーザープールには1~15まで書かれたビリヤードのボールが置かれ、響也はロッドをビリヤードみたいに構えた。


「Liberation!」


【Fifteen Judgment】


ベルトの機会音と同時に響也はビリヤードを射出し、アナトに目掛けて撃ち込む。勿論、響也のフィフティーン・ジャッジメントはアナトに直撃して跡形も無く倒した。


「倒したか。」


「残念。コレモ残像……」


「ヤバイ!」


「ジャグリングボム。」


「グァ!」


またしてもアナトの残像で再び背後に爆弾を投げつけられた響也は宙に上がり、そのまま落下して倒れ込む。


「グッ……」


すると響也の変身が強制解除され響也は気を失ってしまう。


「「響也!!」」


「ホォ。マズハ雷牙ノ銀狼ガ倒レタカ。」



俺も祐司も響也を助けに行きたいがアナトの分身と言えどマジで強い。これが神族かよ。

一方、祐司は逆手に持った剣で切りつけようとするが、中々当たらない。


「ホラホラ、ドウシタ?」


「チッ!中々当たらねぇ!」


「中々、当タラナイカラ俺カラ攻撃スルカ。トランプカッター。」


祐司が相手をしているアナトは右の人差し指と中指で、スペードのエースのカードを挟み祐司に切りつける。


「グッ……」


「ドウシタ?ドウシタ?!断罪ノ使徒!」



「黙れ!」


【Sword Energy Charge】


祐司は剣を構えてグリップのCLEARボタンを押すとマーレの機械音と同時に剣にエネルギーが溜まり始める。


祐司は剣にエネルギーが溜まったと同時にENTERボタンを押しすと同時にマーレの機械音が鳴り、祐司がアナトに炎を纏った剣を構えて走り込み切りつける。


【Flame Cut】


アナトは上半身と下半身が真っ二つにされ、爆発し、跡形も無く消えた。


「どうやら、やったみたいだな。


「オ~、良カッタ~。残像デ。」


「まさか!」


「トランプカッター……」

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