第8話 古代の戦士-さぁ、天罰の時間だ-
すると、スボンのポケットから携帯用の裁縫道具を出してワッペンを縫ってもらって男の人にしちゃ、凄く手際が良くてね、すぐに出来ちゃったんだよ。
「はい、終わりましたよ。お嬢さん。」
「わー!有り難うございます!」
「いえいえ。では、お気をつけて帰って下さいね。」
ってそう言って、そそくさと帰ってちゃったの。
そんな感じで優菜の回想も終わって色々と質問する。
「優菜。ソイツはお前の知ってる奴だった?」
「ううん。全然知らないし、初対面の人だった~。」
「ふーん、そうか。」
「まだ名前も聞いてないのに、ちゃんと、お礼とかしたかったんだけどね……」
「まぁ、その内にどっかで会えるんじゃね?」
「そうかな~?」
そんな風に雑談していると店のドアが開く音がしたので見てみると、中性的な顔立ちにスラッとした長身。見かけねぇ顔だな?と思いつつ、接客する事にする。
「いらっしゃいませ!何名様でしょうか?」
「あ、1人です。」
「あっー!」
客が言った後に優菜が大きな声で、お客に指を差す。お客に指を差すな!指を!
って思ってるいると続けて優菜が言う。
「さっきの紳士さん!」
「あぁ、先程の、お嬢さん。」
優菜の言う紳士が顔を優菜に向けるとニッコリ笑顔で話し掛ける。
「優菜。この人が、さっき言ってた紳士さん?」
「うん!そうだよ大翔。」
まず俺が見て思った感想。イケメンじゃねぇか!コンチキショオオォォーー!!
おっと、いけない紳士さんが、ちょっと困惑気味の顔をしてるから案内しないとだな。
俺は紳士さんを席に案内し優菜と一緒にお礼を言い、注文を取る事にする。
「注文は何にします?」
「え~……それじゃ、ショートケーキとキャラメルマキアートを」
結構、甘いの好きなんだなと思いつつ、注文を受け取り、5分後にショートケーキとキャラメルマキアートを紳士さんに渡しにいき紳士さんと少し雑談する事にして、俺はショートケーキとキャラメルマキアートを運び紳士さんに話し掛ける。
「さっきは有り難うな。えっーと……」
「あっ、自己紹介がまだでしたね。俺の名前は大和響也です。」
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