第4話 精霊の長老 -我ラノ理想-
ノームの挑発にムキになり今度は両手の掌を合わせ右足に添える様に触れた。
【Right Foot Clow】
ダビデの機械音と同時に右足に爪の様な物が出てきた。
槍と蹴りの合わせ技でノームに攻撃を試みたが槍を横薙に払うがノームは再びバリアで防御する。
槍を防がれるのは想定内で今度は錬金術と黒魔術を合わせたライト・フット・クロウの右足で蹴る事によりバリアを壊してノームにダメージを与える。しかし、ハイキックを入れてもバリアは破壊されず、むしろ弾き返された。
「コノヤロ。あのバリアが邪魔だな。」
「若造ガ確カニ攻撃ハ悪クナイガ、ワシノ障壁ハ破ラレンゾ。」
「マスター。何か弱点があるはずです。」
「わかってる!」
「マスター。」
「何だ!」
「今のマスターは、頭に血が上り過ぎて、いつも冷静にべリアルを戦うマスターじゃありません。」
「……」
「何か私の知らない所で事が起きたかも知れませんが冷静にならないと倒せる敵も倒せません。」
「……わかった。」
ダビデの言葉にさっきの夢を一旦忘れて少し深呼吸をして冷静さを取り戻し全くダビデに隠し事は出来ないな叶わないぜ。ノームと言うべリアルを倒してからダビデに夢の事を話そう。
まずは奴を倒してからだな!
そして、槍を持ち再びノームに突進して槍を突き刺そうとする。
ノームは無論、障壁を張るが、その瞬間に槍を地面に突き刺し棒高跳びの要領でノームを飛び越える。
「ナ、何!」
そして、飛び越えたと同時にノームの背後に入り込み回し蹴りを喰らわす。
「おらっ!」
フェイクからの不意討ちはさすがのノームも障壁を張れずに回し蹴りを直撃しうずくまった。
「ウゥ、若造ガ……」
「フン!随分と悔しそうだな!」
ノームは直ぐに立ち上がる。
「黙レ!若造ガ!コノ攻撃デ仕留メナカッタ事ヲ後悔シロ!ワシハ同ジ手ハ二度モ喰ラワンゾ。」
「ほざけ。」
俺は両手の掌を合わせ地面に刺したままの槍を触れると槍は平たぐくの字゙に曲がりなり更に再び両手の掌を合わし左の手首の甲を添えた。
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