第3話 石の堕天使-人間コソ愚カナ存在-
「何だよこれ……」
「これはファウストの錬金術と黒魔術を融合したものです。」
「融合……?」
「つまり、ファウストの手甲の部分を錬金術で剣の刃を出し、黒魔術によりこの剣にはマスターの魔力が込められています。」
「それってつまり……」
「さっきの槍より強度も攻撃力もかなり上回っています。」
「そうか。行くぜ!べリアル!」
「話ハ終ワッタカ?仮面ノ戦士。」
シルフは待っていましたと言わんばかり言い俺に攻撃を仕掛ける。俺は横から来る魔剣を避けて左手の剣でシルフのボディーを狙うがシルフは間一髪で魔剣でガードしだが……
魔剣はなんと俺の剣でバターの様に真っ二つにされた。
「ナッ……ナニ!」
シルフは自慢の魔剣を真っ二つにされ一瞬動揺し、隙が出来た。
俺は一瞬の隙を見逃さずシルフのボディーに斬り込んだ。
「グッ……マサカ、コノ俺ガ……」
「ふん!」
シルフはかなり動揺していた。それもそのはずだ。俺が殴っても蹴ってもビクともせず、さらに武器まで真っ二つにしたのに武器が変わっただけで形勢を逆転されてしまったのだから。
「そろそろ、終わりにするぞ!」
俺が言った後にシルフは勢いよく立ち上がるとシルフは怒号を上げながら迫ってくる。
「調子二乗ルナアァ!」
俺に殴り掛かるが易々と避け、その後にシルフは右手を上空に向けて上空から複数の隕石を出現させる。俺は上空を見上げて流石にヤバイと思いシルフとの距離を置き両手の掌を合わせ両手を地面に着き壁をイメージした。
すると俺に隕石が襲いこようとする前に地面から壁のような障害物が隕石の数の分だけ出てきてシルフから降る隕石は壁にガードされ難を逃れた。
「全く面倒くさい奴だ。」
「サァ、ドウスル?仮面ノ戦士……」
シルフの場合は接近戦も得意だし例え接近戦を封じても遠距離で隕石の攻撃も出来る遠距離戦も得意だ。
さてどうする?
そう考え込んでいる内にダビデが話し掛けてきた。
「マスター。さっき、壁をイメージした様に今度は地面から拳が突き出るイメージをして下さい。」
「おう、わかった。」
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