第3話 石の堕天使-人間コソ愚カナ存在-

とある地下。そこは薄暗く、ロウソクの明かりがボンヤリと光りまるで、すぐにでも幽霊が出てきそうなお化け屋敷みたいだ。


そこには人とは到底言えない化け物達が7人が長方形のテーブルの手前に椅子を掛けていた。なにやら会議を始まるようだ。


「デハ、皆サン。御忙シイ中、緊急ノ会議二参加サセテ頂キ有難ウゴザイマス。」


1人の化け物の姿をした幹部らしきのが話し始めた。そして話を続けて言った。


「今回ノ会議ノ内容デスガ私達ノ同胞デアル堕天使ノ、べリアル2名ガ何者カニヨッテ倒サレマシタ。」


なんとこの中に居るのは全員がべリアルであり、そして、さっきの言葉に耳を疑うべリアル達がざわつき始めた。それに答える様にまた話し始めた。


「デハ、同胞ヲ殺害シタ者二ツイテ精霊族ノ代表ノーム。」


そして、ノームという精霊族の代表が立ち上がり話し始める。


「私達ノ精霊族デアル火ノ精霊サラマンダー。風ノ精霊ウンディーネ。数日前、ソノ2名ガ何者カニヨッテ殺害サレマシタ。」


ノームが話しを聞いた後に静かだった部屋がまた再び、ざわつき始める。

「調ベタ結果ガ、アリマス。マズハ水晶二映シ出サレル映像ヲ見テ下サイ。」


ノームはテーブルの真ん中に水晶を出し何か唱えはじめ、ノームが唱えた後に映像が映し出される。水晶に映し出されたのは白いボディーに赤い複眼、そして2本の強靭の角を生やした仮面の戦士。飯島大翔が変身した姿であるファウストだ。


その映像は数日前にファウストとサラマンダーが戦っている様子の映像だ。そして、ファウストの必殺技であるアサルト・ストライクを喰らいサラマンダーが倒された後に一旦映像が途切れる。


また少しの間を開けて今度はファウストとウンディーネの戦いの映像が映し出されるとウンディーネがファウストの必殺技アサルト・ストライクを喰らい倒された後に水晶に映し出された映像が終わりノームは水晶をしまった。


そして、少しの沈黙がありノームは再び話し始めた。


「コノ様二次々ト同胞ガ、ヤラレル事態ガ起キテオリマス。少ナラカラズ我々ノ脅威二、ナルノハ間違イアリマセン。」


そして、女の騎士の様な格好した堕天使べリアルが話し始めた。



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