第310話イカゲーム
先日、友人に勧められてこの「イカゲーム」というのを観始めた。ネットフリックスで先月から配信されている韓国のドラマである。
まだ第三話までしか観ていないのだが、早くもこの先見続けるかどうかという迷いが生じている。なぜなら、かなり残酷だからだ。人が簡単に、それこそゲーム感覚で死んでいく。火葬されるまで機械的に死体が処理され、淡々とゲームが進む。それを観ているとどうも命を軽んじているような気がしてくる。
イギリスの一部で自治体が親に対して子供に「イカゲーム」を見せないよう注意していると新聞に書いてあった。やはりそれほどに冷酷なイメージがある。
あらすじを少したどっていこう。
主人公は借金取りに追われている中年男。ある時、「ゲーム」の主催者側のスタッフと会い「ゲーム」に誘われる。勝てば大金を手にできるという。
主人公は迷うが「ゲーム」に参加することにする。見知らぬ島で死と隣り合わせの「ゲーム」が始まるというものである。
この題材を考えると、ちょっと前に日本で流行った「ライアーゲーム」を思い出す。これもお金をめぐって不条理な「ゲーム」に参加するというものだ。なのでこの「イカゲーム」、「ライアーゲーム」をちょっと参考にしているのかなと思われるふしがある。まぁ、それは定かではないが。
新聞によると配信後一か月で世界で一億四千万世帯でこの「イカゲーム」が視聴されたということだ。驚きの数字だ。新聞の朝刊にも夕刊にも記事になっていたくらいなので、よほどのことだろう。
確かに先が気になるつくりにはなっている。この「ゲーム」を主宰する者は何者なのか、何が目的なのか、果たして主人公は生き残ることができるのか。
先が気になって観たいという思いはあるのだが、いかんせん残酷だ。この先を観るべきか観ないべきか、それが問題だ。
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