第214話オチ

 今日は随分カクヨムで作品を読ませていただいた。とても面白い。私が面白いと思う作品には明確なオチがないものが多い。起承転結をはっきりさせ、奇想天外なオチをつけるというのは、それはそれでとてもすごいことだが、明確なオチがない作品も面白い。わざとらしいオチをつけるよりも、淡い色彩で終わるという物語は深みがある。

 そして、笑える作品がいい。私はホラーとかが苦手なので、そのてのものにはあまり手を出さないが、たまにホラーでも笑えるものがある。笑いは救いである。

 でも、ウケを露骨に狙っている作品はどうも好かない。さりげなく読者を笑わせるものがいい。難しいものである。

 あまりにも長い作品も苦手だ。気軽にサクサク読めてあっさりと終わるものがいい。でも、短い作品には軽妙なオチが必要になってくる。そこは腕の見せ所だ。

 中には、短い作品なのに明確なオチもなく、しかし私を感動させるものもある。そういう作品を書く方はおしなべて頭が良い。コメントなどを書くと、粋な返信をいただく。やはり書くということには、センスを要求されるものだとつくづく思う。

 そのセンスは先天的なものもあるだろうが、やはり数をこなして、経験を積まなければ身につかないだろう。

 私は物語を書き始めたばかりだ。まずはセンスうんぬんというよりも経験を積まねばなるまい。細く長く書いていこう。

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