第142話土曜の夜

 土曜の夜は特別だ。たいていの場合、まったりテレビを観るか、パソコンいじるか、音楽をただただ聴くかのいずれかだ。できるだけ用事をいれないようにしている。こうも幸福感に浸れる時間というのも他に例がない。だから今この瞬間をまったりとぼーっと過ごしている。そんな感じでいい文章が書けるわけもなく、なんとなく筆を滑らせている。

 ヨルシカの音楽をかけながら生きる切なさをしみじみと感じつつ、電気ストーブの温もりを大切にしてこうして文章をつづっているのは、最高である。

 最近、執筆を再開してから自分がどういう問題意識をもって生活しているかを再確認する場面が多々ある。書くことがない状態というのは、問題意識が意識化されておらず、無意識の中にどっぷりとつかっている状態だ。無意識から活力を利用して、自分の問題点を意識化する。それが今の課題だ。

 わたしの今の課題は「寛大であること」それである。些細なトラブルに見舞われても動じずに軽く受け流し、受け入れる。今日はこの課題をある程度クリアした。今までならば、なにか言われるとキーっとなって対抗していたが、今日は紳士そのものだった。我ながらよくやった。

 ということで、しばらくヨルシカをリピートして聴きながら、ほっと一息いれよう。

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