夜明け前のこの時間に

まだ外は暗い

冬の夜明けは遅い

目が覚めて

もう起きることに決めて

お湯を沸かす


大きめマグカップに

インスタント珈琲コーヒーの粉

砂糖は1杯、ミルクは多めに

両手で抱えて、ふーふー

猫舌だからね、ゆっくり


静かな時間

少しだけ、ゆっくり流れる時間

ぼんやりしながら時計の音を聞く

そろそろいいかな、あちち

少しずつね


こんな風に始まる1日もいいよね

読みかけだった詩集を読もうかな

物語を読むには時間が足りないからね

珈琲コーヒーをひと口

喉から胸へと温もりが落ちてくる


それが身体中に広がった頃に

朝日が登りだして


わたしの一日が始まる

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