四十八文字

うまく言葉にできなくて

それがなんとも、もどかしく

けれど、やっぱり伝えたく

なんども消しては、また綴り

出せぬ手紙が増えるだけ


四十八文字、こんなにも

あらわすすべはあるものを

わたしの拙い、この手では

想いの欠片かけらも書けはせず

破った手紙が散りつもり


ため息こぼす、そのたびに

はらはら舞っておりまする


部屋に散らばる四十八文字


こいしや こいし いとしきみ

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