Liar 2

作者 貴堂水樹

6

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★★★ Excellent!!!

修学旅行中に、宿泊するホテルの部屋で密室殺人事件が発生。主人公・池月祥太朗の友人がその密室の中で倒れた状態で見つかり……。

普通の高校生である彼らですが、友人がかかわっていることもあり、自分たちで犯人を見つけようと捜査、推理に乗り出します。
彼らが協力を仰いだのは、同級生・百瀬。体調不良で修学旅行を欠席していた彼に、祥太朗たちは電話で状況を伝えます。

ちょっとしたセリフの中にも滲み出る登場人物たちの個性。その中でも一際ギラギラしているのが百瀬くんです。
彼はこのシリーズの先行作品「Liar」でも活躍したちょっと危なげな、しかし頭脳派の不良少年。
頭は切れるしかっこいいけど、口は悪いし素直じゃない。そんな彼ですが、ラストには共に事件を追った仲間たちとの新たな関係が生まれます。友達っていいな、と思わせる素敵な結末でした。

密室の謎が解かれていくおもしろさに加え、高校生たちの絆が深まっていくやりとりに青春の爽やかさを体感できるミステリー。
ぜひ、前作「Liar」と共に読んで楽しんでほしいと思います。きっとお気に入りのキャラが見つかります!

★★★ Excellent!!!

百瀬と池月の異色高校生コンビが活躍する、青春ミステリーの第二弾。

今回は修学旅行先で巻き込まれた殺人事件を、主人公コンビとその同級生が解決します。
ところがそのコンビの一人、百瀬くんはどうやら体調が思わしくない様子。
それでも池月くんのたっての願いで、事件解決に向けてその明晰な頭脳をフル回転させ、鮮やかに犯人をあぶり出します。

高校生たちが、それぞれに真っ直ぐで純粋で正義感に溢れた姿と振る舞いは、いつもながらすがすがしく、ちょっともどかしく、そしてたのもしく映ります。
百瀬くんがふた言目には「めんどくせえ」と愚痴りながらも司令塔となり、仲間を窮地から救う姿に、彼自身もまた仲間によって成長したのだなと嬉しくなりました。

というわけで、当然のように続編への期待もたかまります。