基本的にグダグダしている

 だからね、別に武士といるからって毎日何か起こるわけでもないんですよ。

 ヤツも現代日本に順応してきたし。

 外出時のトイレにも怯えなくなってきたし。

 車にはまだビビるけど、信号もちゃんと覚えたし。


 平和なもんです。


 ……。


 ……今日はこれで終わりでいい?

 え、ダメ?


 えー、何かあったかな。


 えー……。


 あ、かっこいいセリフ選手権を開催しました。

 二人で。


「この先祖代々伝わりし妖刀のサビにしてくれるわぁー!」


 刀を手に、武士が言う。

 うーん、なんかイマイチだな。


「ぬ、ならば大家殿がやってみるがいい」


 ……。

 片手を上にかざし、言う。


 陽の当たる所に出られねぇんだ。オレには眩し過ぎてよぉ。


「モグラか?」


 違うってバカ。幼い頃色々あって闇の組織に拾われてそこのボスを恩人として忠誠を尽くす若き天才暗殺者だよこれは。


「よく分からん。大家殿は背景を盛りすぎるのだ。もっと一言で伝えねば」


 何おう?

 そこまで言うなら見せてみろよ、お前の生き様をよぉ。


 そう責めると、武士は刀を前に立て、うつむいた。


「……闇に気をつけよ、足をすくわれる。光に気をつけよ、目を奪われる」


 あーーーーーー……。


 いやもう私ら百回BLEACHの巻頭ポエム読もう?

 ダメだわ、語彙とセンスが決定的に足りてねぇわ。


 あと世界観の構築。


「それはいらんだろう」


 いるよ。必須だ。

 もうその辺りも全部BLEACHで履修できるから。BLEACH面白いから。


 な?


 そんなわけで、今日は一日BLEACHを読んで過ごしたのである。涅マユリ戦はどれも熱いよね。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る