ヒヨ

作者 佑佳

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★★★ Excellent!!!

ある朝、窓際で弱っていた小鳥を助ける。
私も小さい頃、庭に落ちていた雀の雛を保護したことがあります。

悪いこととは知らなかったけれど、なんとか助けてあげたくて、インコや他の飼育用の鳥のエサを親に買ってもらって、食べさせたことがあります。

その後、雛はどうなったのか。
実は覚えていないんです。元気になって空へ帰したのか、それとも結局死なせてしまったのか……


このお話しのヒロインは、動物が苦手でした。かつ、学校に貼られていたポスターを思い出して、小鳥を保護することに葛藤します。
それでも、彼女は助けてあげました。
毎日エサも上げて、ヒヨと名付け、ヒヨが元気になるまで、彼女なりの看病を続ける。

きっと、その優しさが届いたのでしょう。
ヒヨは元気になるどころか、本来の姿を徐々に取り戻していく。そして最後には……

邪な考えはなく、純粋に命と向き合う。
小鳥であっても、人であっても。
今の時代の私たちには、カンナのような優しい心が、少しだけ足りていないのかもしれませんね。

素敵なお話をありがとうございました。


にぎた