作中曲『赤い月』

作詞:女郎花ハル



どこまでも どこまでも 果てない地平線 その上に煌めく赤

怪しげに 怪しげに 世界を彩るよ 囁かれることなく



夕闇が花を 赤く染め 赤いドレスになる夜は

君を連れ出そう 妖艶に 煌めく蝋燭のように


心が踊る 血潮の躍動

情熱の火が 二人を導く


どこまでも どこまでも 果てない地平線 その上に煌めく赤

怪しげに  怪しげに 世界を彩るよ 囁かれることなく


二人のダンスを 追い抜くように

炎は揺らめき ワルツを奏でる



宵闇が空を 漆黒に堕とす 明かりのない暗い世界

君は道に迷う ここはどこ? 泣きそうな顔で見回す


心が騒ぐ 焦燥感と罠 

繋いだ手が 二人を分かつ


見上げれば 登りくる 真っ赤な惑星 彩るは血のような赤

妖艶に 壮大に 世界を眺める 誰が望んだのだろうか


二人の叫びを かき消すように

炎は燃え立ち 終わりを始める



どこまでも どこまでも 果てない地平線 その上に煌めく赤

怪しげに 怪しげに 世界を彩るよ 囁かれることなく 

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