『全力をぶつけられる相手』

 青のオーケストラ。漫画にあった言葉で、休みの日に読んでから沸々と考えている。


 居るんだろうか。いや、違うな。言って駄目ならそれまでという事。

 書くからには配慮が欲しいのか。そうじゃない、これまでと変わらず居てほしいと願う。


 それらを含めて私なんだ。


 どう書こうか。

 作業所。そこで勤めて3年、4年目。ひとことで済ますなら、日々カオスな事になっている。知的障害が大半であるが、視覚や身体、精神面もたぶん居る。


 私自身では、中学・高校あたりで気持ちが止まっているような感覚がする。検索すれば出てくるが、幼く記述されている。

 大人しい、真面目だから周囲も気付きにくかったんだと医者は言った。


 苦手なことが多かった。1人でいる事が多かった。これまでを振り返る、幼稚園から一緒の友達との会話でもどう入っていいか解らず、聞いていただけ。

 転ばぬ先の杖、だろうか。祖母もいて縛りの多い生活。女だから余計に細かく躾なければ、そう思って注意があったように思う。


 よく怒られるから出来ない子だと、悲観的になっていった。周囲の人が完璧でお手本だと思っていた。出来ない事がバレないように、目立たないように、人の顔色ばかり気にした学生時代。

 通知表には、“積極的になれば良し”この文字がどの学年でも並んだ。


 度々書いているが、信仰のある家庭で育ち、高校卒業からすぐ知り合いの家へ住み込みした。具体的な将来設計など無く、小さい頃から行っていた為に、そこでの役割は想像しやすかった。

 詳細は省く。思い出したくないから。食事の準備、電話の対応。基本的には家事なんだけど……大きな家で、人の出入りも頻繁で、人見知りには辛い場所でした。3ヶ月後、心がボロボロに。1日、じゅー……何時間だったか、奉仕だから労働というのは語弊になるんだけど。


 引きこもり。そして現在へ、という流れになる。


 カッコつけたい自分、

 不格好な自分、


 どれも私だ。



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