第11話 陽炎6型+改
体長不良は随分ましになった
ただ未だに固形物は受け付けないのでお粥生活は続いている
休みの日に出歩く元気もないので、エアガンを弄っている
電子トリガーってのを組み込んでみた
エアガンは簡単に言えばメカボックスと言う箱に入った3枚のギアとモーターで動いている
引き金がスイッチになってモーターに電源が供給されてギアを回す
ギアがピストンを動かしてその空気圧で弾が飛び出す
今使っているP90はメカボックスと引き金が離れている
だから引き金を引くと専用のレバー動いてメカボックスのスイッチを押す
そのレバーのせいで引き金が重い
電子トリガーは、引き金を引くとセンサーで感知して配線を通してメカボックスの制御基板に信号が伝わる、その信号で電源をモーターに送って弾を発射する
引き金を軽く弾くだけで弾が出るだけじゃなくレスポンスも良くなる
そして、色んな競っても出来るようになっている
組み込むのは結構難しい、P90はメカボックスを取り出すまでは簡単だが、その後が厄介だ、メカボックス内のグリスを洗って綺麗にする
ちなみにP90は国内メーカーのエアガンだが、メカボックスを分解した時点でメーカーの保証は受けられなくなる
更に面倒なのがシム調整
薄いワッシャをギアのジムにかませて3枚のギアの高さを調整するのだが、メカボックスを開けた瞬間からギアの角が削れたり傷が入っていた
製造工程時の設定のせいなのか、バレルを長くして無理やり撃っていたので負荷がかかりすぎたのか理由は分からない
仕方がないので、今回はそのまま組付けた
何とかメカボックスの組み立ては終わったけどうまくいったかいまだに自身がない
メカボックス内に基盤を1枚、外側に1枚、引き金の上部に1枚
合計3枚の基板を取り付けて配線でつなぐ
モーターとバッテリーの電線に端子を取り付けないといけないのだが、バッテリーのコネクタ用の端子が折れて部品を買いなおす羽目になった
さらに一回失敗して3度目でようやく成功
組み立てが完了してメカボックスを本体に戻す
初めてバッテリーをつなぐ時は滅茶苦茶緊張した
バッテリーの確認ブザーが鳴ったときは一応動作していることが分かって安心した
何度か試射してみたが異音もしないので、シム調整も問題なかったようだ
陽炎6型+改にはいろんな機能がある
これから動作確認と並行して使い方を覚えていきたいと思う
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