第9話 スコープにサイレンサー

土曜日に大阪に行ってきた

正確には同僚の買い物に便乗させてもらった

僕が住む町にはガンショップが無い

正確には1時間ほど車を走らせれば扱っている店はあるが、店舗の数、品ぞろえは都会には遠く及ばないが僕は運転が苦手なため車で大阪まで行く勇気はない

なのでこういう機会は非常に貴重なのである




初戦で分かったことが何点かある


僕が買ったエアガンPS90 HCは毎秒25発と連射性能は素晴らしい

だが、その分発射音が大きくなり、直線に見える程の弾数で居場所がすぐに特定されてしまう

更にそのままも状態だとサイト(照準器)が小さい為に狙いがつけにくい

まぁマシンガンなので打ちまくればいいのだが、出来ればベテランさん達の動画の様に精密射撃をしてみたい



致命的なのは索敵能力の低さと隠密性の低さ

そして初戦では敵の姿をまともに確認できたのは1ゲーム目だけだった

これはフィールドの特性を掴んで、潜伏位置が予測できるようになるまで慣れていくしかないようだ


フィールドでは参加者の全員が迷彩服を着ていた

マニアのコスプレ的なものだと馬鹿にしていたが、茂みや木の陰に隠れられると素人の僕には見つけられない程隠密性が高かった


なので、サイレンサーとスコープ、あと今はリュックで運んでいるのが恥ずかしいのでちゃんとしたがんケースを今回手に入れたかった


迷彩服は季節やフィールドによって適したものが変わるので次の戦場が決まってから手に入れようと思っている




あるお店でダットサイトと言う光学式の照準器を見つけた

電池で駆動し、レンズを覗くとレティクルと言うマークが表示されて狙いたい場所をそのマークに合わせて撃てば当たる(はず)と言った仕組みになっている

最初は筒形の望遠機能がついている物を買おうと思っていたが、見た目と『ゾンビストッパー』と言うネーミングそしてレティクルがバイオハザードマークになると言う3点だけで決定した



次に向かったお店は『秋の感謝祭』と称してクリアランスセールをやっていた

またしても見た目が好みのガンケースが1990円で売っていたので購入

サイレンサーも髑髏のマークと呪文のように描かれたアラビア文字が気に入って買った




昨日早速、性能テストしてみたが、ドットサイトを使うにはゼロインと言う調整が必要で40~50メートルの距離で行う必要があるため単なる動作確認となった

フィールドにはサイトの調整を行うシューティングレンジがあるのでゲーム前に調整するしかなさそうだ




サイレンサー着けて撃ってみたが、体感的に全く音が小さくなっている気がしなかった、本気で発射音を抑えたいのならば相当高価なサイレンサーが必要なようだ

値段も安かったし、見た目がカッコいいのでよしとした




ガンケースは全長が1m近くあり、PS-90には大きすぎた

がサブウェポンようのスペースに格納でき

メインウェポン用のスペースにいろいろ入りそうなので無駄ではないと自分に言い聞かせた




正直初心者の僕が買った装備を使いこなせるかと言うと無理だと思う

でもなんだか次のゲームの楽しみが増えたのは確かである



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