第86話 大切にされてる感。

 うちの息子は寝ていると1000%布団がかかっていません。幼児の頃は私が気づいてかけ直すと、即足で蹴飛ばしていました。その瞬発力たるものは本当にすごかったです。

 

 それが少年になった、今。

 かけ直してあげると、即布団に潜るようになりました。

 

 あぁ、やっぱり寒かったんだ〜、と何だか笑えます。


 昨夜もそんな事があり、ふと思いました。


 私も布団をかけ直されたい。笑

 大切にされてる感が欲しい。笑


 と言っても、実は私ってめちゃくちゃ寝相がいいんです。大人なんでね、当たり前ですけど。


 なので、布団がかかっていないことなんてありません。ちゃーんと肩まですっぽりと入って眠っています。誰もかけ直してくれる必要はありません。


 でも、何だか布団をかけ直してもらえるって良くないですか?

 

 愛を感じますよね。


 昔、それこそ恋人と眠っているとき、少し肩が出ているだけで、ちゃんと肩まで入る様に布団を掛けてくれたっけ。な〜んてことを思い出しました。


 遠い遠い思い出ですね。笑


 今は私があまりに寒い寒いと言っていると、夫や息子が自分の布団を私にボンっと投げてくれる時がたま〜にあります。かけ直すというより雑に追加。笑


 ラーメンの替え玉みたい。

 したことないけど。笑

 

 なんにしても、布団をかけ直してもらえるっていいですよね。

 

 大切にされてる感がしませんか?


 そんな事を思いながら、今日も私は自分ですっぽり肩までちゃーんと布団に入って眠ります。笑


 


 




 

 

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