第78話 ワンオペ育児についての反省。

 前回、我が家はワンオペ育児だと書きました。そこで、ちょっぴり反省しましたので言い訳?というかフォローを。


 

 子供が産まれた時から涙を流して喜ぶ旦那さんもいれば、産まれても何だか実感が湧かない人もいます。


 夫は完全に後者の方でした。


 正直、同じテンションで子供の事を分かち合える同士であるはずなのに……と悲しくなることも多々あります。(未だに)


 でも、それには私の手腕の無さも原因しているのです。

 

 今にして思えば、なのですが。


 私が夕飯の支度や家事をしている時、夫はテレビかゲーム。息子は泣いている。この状態、テレビかゲームをしている人が子供の元へ行くと思うのですが、そうではありませんでした。


 「


 そんなのは通用しません。本当ならその都度「今手が離せないからお願い〜」と言うべきだったのです。嫌な顔をされたとしても。何度も何度も言い続けるべきだったのだと思います。私は「えーなんで俺が」と嫌な顔をされた事や、される事が耐えられなかったのです。

 

 それなら私がやればいいと思ってしまいます。

 要はコミュニケーションが下手なんです。

 

 そして、そうなると当たり前のように息子もパパに何かを頼むことをしなくなりますよね。私がどんなにバタバタで、夫は悠々としている状態でも、何かがあると全て私でした。


 ただ、成長と共に夫じゃなければダメな分野も出てきました。


 それは遊ぶこと。


 息子と意思疎通が出来るようになって、やっと夫は息子と居られるようになりました。虫を捕るとか海でカニを捕るとか(笑)


 結果、息子は夫信者となりました。


 夜、熱を出したり嘔吐したり、幼稚園や習い事の送り迎えの全て。そういった面では私一人で泣きそうでした。幼稚園の行事に関しては、夫は来るか来ないか毎度分からず、私はよそのご夫婦と一緒に見学したりしていました。なので、納得行かない気持ちもありました。


 でも、どんな形でも息子がパパを好きでいてくれればいいとも思っていました。


 絶対に私の方が息子に愛されているのは分かっていたという余裕もありましたしね(笑)


 そんな遊び以外の育児には、知らんふりの夫ではありましたが、私を責めることは1度もありませんでした。


 これが出来ていないあれをやっていないとかで怒られたことはありません。


 それが、それだけが救いだったかもしれません。


 実は、1度だけ私は息子にケガをさせてしまったことがあります。


 その日、仕事帰りの夫と待ち合わせて外食をする予定でした。


 その頃、息子は2歳。

 手を離すとすぐ走ってどこかに行ってしまう頃でした。我が家の前はすぐ道路なので、私は片手は息子と手を繋ぎ、雨が降っていたので傘を持ち、バックを肩にかけ、玄関の鍵を閉めようとしていました。息子は手を離して欲しくて暴れます。でも、鍵は閉めなくては。その攻防の末、息子は腕を脱臼してしまったのです。


 私は顔面蒼白になり、夫に電話をかけてすぐに病院に行きました。病院の先生には「子供にはよくあることだから。お母さんハーネス付けるといいよ」と言われました。

 

 その時の私はもう号泣でした。


 その場で腕は、すぐにはまって治ったんですけど「私のせいで」と自分を責めました。けれど、その時に夫が私に言ったのは「治ったんだし、そんなこともあるって!」という軽い言葉でした。

 

 でも、その軽さに救われたのです。


 よその子供大好きパパさんによっては、子どもがケガをするとママが怒られるという話も聞いたことがあります。


 うちの夫は、間違いを責めることはしない人でした。


 だから、ワンオペ育児で殺意が湧く瞬間が何百回とあったとしても(←え?)何とか乗り越えてこれた気がします。


「今殺意湧いたでしょ?」と普通に言われて「湧いたよ」と言えるというのも(笑)


 というか、分かってるならやれ!と思う瞬間もあるにはありましたが(笑)


 ……あー、いつも結局私はこうしてフォローしてしまうので、いい旦那さんじゃん!で周りからは終わります。


 うーん、でも子供の運動会の度に行かないとか駄々をこねたり、習い事の発表会を見に来なかったり、試合を見に来たがらない、息子を怒る時は自分の何かに不利益があった時、そういう所もあると

お伝えしておきます。


 ……何のために?

 それは、私のフォローによって上がった株を少し元に戻す事も必要なので。(鬼)


 と、一応はフォローしたので、ワンオペ育児についての反省は終わります!!


 大晦日!大晦日!大晦日!







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