「ロックやねえ」と僕の座右の銘?の話

 なんか「ロックやねえ」と言っておけば、なんとなく許された気持ちになるかもしれない。岩のことじゃなく、ロックンロール。巻き舌気味にロッケンロール。ふと思い立ったから、少し実験してみようかな。


 雑草を食ったり吸ったりした? ロックやねえ。

 え? 結婚の約束して即浮気された? ロックやねえ。

 酒クズ? 仕事用デスクに酒の空き缶が並ぶ? ロックやねえ。

 飲み会で頼んだピッチャーを一人で飲んだ? ロックやねえ。


 ん?


 既視感がある?


 スギちゃんや。これスギちゃんやわ。「ワイルドだろう?」と似た感じになってしまっとる。一発屋芸人のネタにありそうやね。


 実験失敗。



 まあ……それはさておき、僕はロックが好きだ。ロックな人のロックな生き方も、ロックな音楽も全部好きだ。なんだか憧れてしまう。意外と小心者だと言われる僕にはできなさそうな生き方だ。自分には無理そうだからこそ、憧れる。憧れというのはそういうもの。



 ロックに生きられるかはわからないけれど、僕には生きる上で大切にしている考え方がある。



「誰に止められても、自分の心がGOサインを出していればGO」

「犯罪以外のことは全て人生経験」

「人を頼るのは良いけど、人を当てにしてはいけない」

「身の回りの全てにこだわりを持つ」

「全てのチャンスボールに、とりあえずバットを振っておく」

「テキトーに」


 実践できているかはわからないけれど、とにかくこれが座右の銘的なやつだ。座右の銘はなんですか? と聞かれたとき、僕はいつも上の五つを挙げている。多いかな。多いか。多いよね。わかってる。知ってる。だけど、別に多いくらいがいいじゃないか。矛盾さえしなければ、こういうのはいくつ持っていてもいいと思うんだ。


 ……という、適当なようで真面目な話。


 

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