第80話 久崎

「久崎ー! キター!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「くらえ! この奇跡!」

 望と希は、いつも元気いっぱい。

「魔法か、魔法だな。」

「魔法なんか適当でいいじゃないですか。」

 JRSの目覚ましとホープも、いつも元気である。

「いらっしゃいませ! 久崎へ!」

「よろしく! 駅娘!」

 新・久崎駅の駅娘も元気に望たちを出迎える。

「今回の駅クエストは、魔法です。」

「そして久崎は、魔法の聖地となるのでした。」

「本当になることはないだろう。ワッハッハー!」

「とりあえず雷。サンダー。」

「からの、神のいかづち。」

「いかずちも、サンダー。」

「で、望だけの魔法。「夢」系魔法。」

「自分だけの魔法。」

「まだ「悪夢」なら想像しやすいんだろうけど。」

「バッド・ドリームか。」

「夢はドリーム。浄化はピュアフィケイション。」

「おお、必殺技っぽくなってきた。」

「浄化は他にも、クリア。若しくは、クリア・アップ。」

「単純で男チックだけど、必殺技ぽくない。」

「面倒臭いのになると、全ての魔法の詠唱まで考えるのか。嫌だ。」

「ドリーム・ピュアフィケイション! の方がいいな。」

「さまよえる渋谷人レベル1は、夢を無くした人間の生れの果て。」

「じゃあ、夢を取り戻させてあげればいいのでは。」

「それが望の、望だけの魔法。」

「夢を叶える。マイク・ユア・ドリーム・カム・トゥルー!」

「Make your dream come true」

「これで、さまよえる渋谷人レベル1も成仏できるだろう。」

「「あなたの夢はなんですか?」」

「「あなたの夢を叶えましょう。」」

「おお! 久崎! 正に創作の神回! コピー作品ばかりの世の中で、良いオリジナルのモノができたぞ!」

「朝から気分がいいな。ワッハッハー」

「でも昨夜、ネット小説投稿サイトの小説管理がワークスペースの使いにくくなったのと、小説って、趣味じゃなくて、仕事感がでてきたので、書くベースを変えよう。」

「ちょうど新しい所が、前のコピーサイトだ。大賞も300万円だしね。」

「でも、どこも運営不正や複垢は放置だし、そのまま受賞や書籍化しちゃうし、運営のコネのある人なんだろうね。そうなると本当に自己満足の世界だ。」

「80話の終わりの方までちゃんと読んでくれる人が何人いるかどうか。」

「さまよえる久崎人レベル1を倒したぞ! 突破だ!」

 望たちは駅クエストをクリアした。

「電車に乗ろう! 今日の冒険の始まりだ!」

 望たちは、モノレールに乗って、次の駅を目指す。

 つづく。

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