第70話 安里
「安里ー! キター!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「届け! この想い!」
望と希は、いつも元気いっぱい。
「ホグワーツ魔法学校が、渋谷スクランブルスクエアにキター!!!!!!!!」
「ドリームまで叫んじゃった。」
JRSの目覚ましとホープも、いつも元気である。
「いらっしゃいませ! 安里へ!」
「よろしく! 駅娘!」
新・安里駅の駅娘も元気に望たちを出迎える。
「望は、渋谷スクランブルスクエアにある高校に行くために、高層階行の高速エレベーターに乗った。
「あれ?」回数ボタンを押そうとしたら、「夢」と書いてあるボタンがあるので押してみた。「押してみよう。」エレベーターが動き出し移動を始める。
エレベーターが止まり扉が開いた。「なんじゃこりゃ!?」目の前に、夢の国が広がっていた。」
「なんか臭い。背中が痒くなってきた。」
「そうか!? 魔法の国って、恥ずかしい世界だったんだ!?」
「完全に小学生向けの夢の世界だな。痒い。蕁麻疹が!?」
「そう考えると新・ハリーポッターって、恥ずかしい作品だったんだな。」
「最初は良くて、3、4話からは大人向けで面白くない。飽きた。最後は分からない。支離滅裂だったな。」
「でも、1話だけ面白ければ採用される。作者は丸儲けだな。」
「簡易な夢の国の入国の仕方ができた。」
「他に決めることは?」
「主人公は、魔法使い。彼女は、天真爛漫? 純粋な子? 定番でいくと、彼女のピンチに現れて、魔法でさまよえる渋谷人レベル1を倒す。」
「典型的な恋バナですね。」
「最近、そういう展開のモノを知らないからウケますね。」
「そういえば、最近は戦うモノ? 単調なモノ? それ以下のモノ? が増えすぎて、無いな。昔の少女漫画チックな演出。」
「新・セーラームーンくらいか?」
「困っている人に、陰からお金を送る。食べ物を恵む。紫のバラを送る。」
「新・小公女セーラ以来か?」
「大切なことは「彼女のピンチに現れて、主人公は敵を倒せるぐらい強いということ」である。弱い主人公に用はない。」
ラブロマンスか。全然イメージになかったな。それでも少しでも前に進んだのは大きな前進である。
「さまよえる安里人レベル10を倒したぞ! 突破だ!」
望たちは駅クエストをクリアした。
「電車に乗ろう! 今日の冒険の始まりだ!」
望たちは、モノレールに乗って、次の駅を目指す。
つづく。
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