第55話 東京を離れる
「千葉県なのに、新・東京ディズニーランドに、キター!!!!!!!」
望と希は、千葉県浦安市にやってきた。新・ディズニーランドのある新舞浜駅にやってきた。
「恥ずかしくて、遊園地なんか入れるか!?」
「私、かわいい新・ダッフィーのぬいぐるみが欲しい。」
「裏切り者!?」
AIロボットの目覚ましとホープは、AIロボットだが感情があるので、たまに裏切る。
「いってらっしゃいませ! 新・東京ディズニーランドへ!」
「ありがとう! 新・JRの舞浜駅の駅娘である。」
「ようこそ! 新・東京ディズニーランドへ!」
「よろしく! 新・東京ディズニーランドの遊園地娘!」
ここだけで2人のなんたら娘が登場する。
「なぜ東京を離れて、千葉県の東京ディズニーランドを舞台に選んだかというと、ディズニーリゾートラインのモノレールは駅が一周コースで4つしかないからだ!」
気軽に始められるのが、いいね。
「それにここなら、さまよえる舞浜駅人レベル1とリゾートゲートウェイ・ステーション人レベル1が狩り放題。レベル上げにはもってこいだ。」
新・舞浜駅の駅前は観光客で人が溢れている。
「ダメよ! 無意味な戦闘は! ここは第5ステージの5路線目であり、私たちのレベルは引継ぎなので、レベル1000からスタートです!」
「なに!? 急にさまよえる舞浜人レベル1が可愛い虫けらに見えてきたぞ!?」
レベル=戦闘力である。
「ダメよ、望。レベル上げは厳禁よ。ゲーム化したらともかく、私たちは、レベル上げの戦闘よりも弱者の声に耳を傾けることをしないといけないんだから。」
「うっかり、忘れてたぜ!?」
うっかり望であった。
「弱者か、弱者はどこにいるんだ? 周囲を見渡しても、新・東京ディズニーランドにやってきた幸せ者ばかりなのだが!?」
新・東京ディズニーランドは、夢の国です。アハッ!
「うえ~ん! うえ~ん!」
小さな子供が泣いている。
「どうしたの? お嬢ちゃん。」
「お母さんが見つからないの! うえ~ん!」
迷子の子供だった。まさに、さまよえる舞浜人レベル1である。
「よし! 私たちでお嬢ちゃんのお母さんを探してあげよう!」
「おお! これが弱者の声に耳を傾けるということか!」
望たちは女の子のお母さんを探すことにした。
「お巡りさん! あそこです! うちの娘が知らない連中にさらわれようとしています!」
「あ、お母さんだ!」
女の子は、無事にお母さんと再会できた。
「待て! 警察だ!」
「なんだか知らないが、逃げるぞ! 希!」
「ちょっと!? 待ってよ!? キャアー!?」
こうして無事に望たちは、モノレールに駆け乗り、次の駅を目指すのだった。
つづく。
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