誰も知らない小さな世界の些細な事

作者 常山 無

これは、みんなに知ってほしい小さな世界の出来事

  • ★★★ Excellent!!!

とてもショッキングな出来事で幕を開ける本作。
その後、ことの経緯が語られていきますが、思わず目をそむけたくなるような、胸が痛くなる出来事が続きます。

でもこれは、確実に、この世界のどこかで起きていること。
今自分の周りに存在しなかったとしても、いつどこで、その世界を目にするかわからない。

そんなとき、自分は何をすべきか?何ができるだろうか?
読みながら何度も、何度も考えてしまいます。

人生の終わりを選択する人たちには、それぞれの、決して些細ではない出来事があり、それぞれの、決して他人には測れない痛みがある。
血を吐くような思いで導き出された選択を、ただ「いけないことだ」と否定するのは、彼らの思いを丸ごと否定するのと同じ。

人の痛みを知ろうともしない人たちに、このような作品が、ほんの少しでも触れてくれれば。

今はただ、この作品がひとりでも多くの人に読まれることを願っています。
たった、二万字ちょっとです。すぐに読めます。
二万字ちょっとの中に、新たに得られる大きなものが、必ずあるはずです。

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