いっしょに遊ぼう

作者 大澤めぐみ

ピストルよりも深く抉る魂への殺傷力

  • ★★★ Excellent!!!

人は自らの痛みや孤独や死や罪悪に対して、等しく無関心が注がれるならば発狂してしまうだろう

それが身体を殺傷するピストルや恐怖で支配するおばけよりも恐ろしいのは、より人の深層にある魂や尊厳と呼べるものへの殺傷力を秘めているからだ

「世界に抗する力、世界を支配する力」というのはライトノベルの重要なテーマの一つである

それはある面では思春期的、成長期的なテーマと言える。それは社会に対する恐怖に力を持って打ち克つストーリーを提供するという面がある

だが、そこで描かれるべき力とは?
その明確な答えを未だに私達は持たない

その意味でこの掌編で描かれている(無関心という)力とはライトノベルのテーマへの生々しいアンチテーゼであると同時にライトノベルの概念を突き詰め、荒涼たる現代に相応しい次世代にとってのリアルなライトノベルへと展開されたものと言える

…よってめぐたん先生の「彼女は死んでも治らない」みんなかうんだお!(`・ω・´)

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