ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2/東浩紀
二章構成。一章では理論を解説し、二章では作品論を展開する。そしてお目当ては、二章後半で約三十頁に渡って展開される、舞城王太郎『九十九一九』論。この評論部分を理解するために、ライトノベルや美少女ゲームを足がかりにした理論や作品論を、ひいては前作『動物化するポストモダン』を読み進めてきたのだ。印象としては、巧く読解しているように感じた。なかには、理論にこじつけているように感じられる箇所や、深読みし過ぎではないかと感じる箇所もあったが、概ね満足できる評論だった。サブカルの理論で、文学を読み解く試みは面白いかも。
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