新潮 2012年 08月号(美味しいシャワーヘッド/舞城王太郎)

舞城王太郎『美味しいシャワーヘッド』読了。シャワーヘッドは何かの比喩だと思っていたのだが、そのまんまシャワーヘッドを飲み込む話で驚いた(笑) しかし、最近の文学誌掲載の舞城作品は、また新しいステージに進んだような印象を受けます。良いです。虚構による味付けが減ってメタ成分が少なくなった分、ストレートに主題が落ちてくるように感じました。かと言って、舞城らしさがなくなったのかと問われれば、全くもってそんな事はなく全力で舞城だったりするから不思議な感じです。今後は、メタ全開の作品と両極化が進んで行くんでしょうね。

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