番外編 続かないやつです

おきつねを監禁してイタズラしてみた

 読者ニ注グ


 一、今カラデモ遅クナイカラ胸糞表現ニ耐性の無イ奴ハtwitterヘ帰レ

 二、下手ニ挑戦スル者ハ全部異常性癖デアルカラ爆撃スル

 三、オ前達ノ父母兄弟ハ国賊トナルノデ皆泣イテオルゾ

 四、今回ハ好キナヨウニヤルゾ、イイナ

 __________________


 ※前置き

  舞台はもしフレと同じと考えて下さい

  でも主人公はいつものアイツではないです


 __________________



 テレビからフレンズのニュースが流れてくる

 彼女らをどう扱うかとか、どっかで襲撃事件が起きたとか、そういう感じだ


 どうやらフレンズに暴力なんか振ってる奴が居るらしいが僕は認めない

 だってフレンズは可愛い、すごく可愛い

 可愛い獣人女の子に酷いことするなんて絶対ありえないし、許せない


 フレンズは愛するべきだ

 きっと大切にしてかわいがってあげれば分かってくれる


 へへっ




「さあ、美味しいご飯があるよ。お腹が空いてるんでしょ?」

「ん? あなたは誰…?」

「優しい人間さ…人間の姿になったから食べるものに困っているんだろう?」



 かわいいなぁ!

 目の前にいるのは腰まで届くほどのきれいな銀髪と、大きな黒い耳を持ったギンギツネのフレンズだ

 とっても賢そうで……かわいいなぁ



「そもそもここは僕の畑なんだよ? わるーい人間ならもう君を捕まえてるはずさ。食べ物に困っているなら素直に言ってくれれば、僕の家で美味しいご飯を食べさせてあげるよ」

「本当!? じゃあお願いするわ!」

「おお! じゃあ早く僕の家に…」



 しかしギンギツネは俯いたまま動かなくなってしまった

 なにか事情があるのか…もしかしたら他の人間にも世話になってるとか?


 …だとしたら僕の愛を伝える上で邪魔になる


 警戒させないように聞き出してみよう



「ねえ、お友達とか居るのかい?」

「居るの。名前は分からないけれど私とおんなじ姿よ。……ああ、そんな感じ」



 ギンギツネに携帯でキツネの画像を見せると、キタキツネの画像に指を指してそういった


「じゃあその子も……」



 そこまで言ったが、同時に二人も愛せるほど器用な自信はない


 まあ一人いなくなっても、仮に逃げ出しちゃっても法整備の全く整ってない上に助けを求める方法も知らないなら早く愛せる方を選んだほうが良いよね!!!



 …となったら早速行動だ

 ギンギツネが限界まで近づいたところで思い切り地面を蹴って飛び出し、ギンギツネの腰に手を回しつつ勢いに任せて押し倒した


 キツネなら簡単に抑えられる!!



「きゃああああ!!!?? ちょっと離しなさいよ!!!!!」

「大人しくするんだっ!!!! ああ、実はそのキタキツネちゃんはね、もう僕の家に閉じ込めちゃったんだ。ここで暴れたら大切な友達が傷つくことになるぞ」



 そこで予め用意しておいた血糊付きのナイフを取り出しギンギツネに見せつけた

 効果は抜群、純粋なギンギツネはあっという間に動かなくなった


 拘束している手が湿るほどの冷や汗をかいて震えているのが可愛くてたまらない


 早速味見に首筋の汗を舐めてみた


 ああ…甘い…ほのかに塩味とケモノのような匂いがする



「気持ち悪いっ、気持ち悪いっ…! た、助けて!」

「おおっと、下手に暴れたり騒いだりしたらどうなるかなっ!」

「いだ!? わかったから、き、キタキツネにだけは…いやぁ!」



 今度はかるーく腕に刃を当ててその血を舐めてみた

 自分の鼻血と変わらないような気もするが、こんなに可愛いフレンズから出た血だと思うと興奮が止まらない



 _______________



 それからすぐに家の地下室に運び込んだ


 このために準備した地下室は、いろんな愛のための玩具オモチャが揃えてあり、俺のボタン操作がなければ地下室へ通じる唯一の扉は開かないようになっている


 顔を見ていると我慢できず、連れ込むとすぐにギンギツネの服を脱がせた



「毛皮取ったら死んじゃう!!!」

「いいか? これは服だ。僕は君の命にまで手をつける気はない」

「なんだか変な感じ……やめて、やめて!!!!」

「初めて自分の肌を触られる気分はどうだ?」



 ギンギツネの服を剥いでみると真っ白な柔肌が姿を見せた

 とにかく柔かくて、そしてとても暖かい


 すぐに全身余すところなく舌で舐めてやった

 細かい凹みの部分も丁寧になぞるように、味がなくなるほど丁寧に



「ああ、かわいいッッッ!! おいしい…! じゃあ次はメインだ…僕の愛を受け取ってくれよギンギツネちゃん…!!!」



 恐怖に歪む顔が愛らしい

 血のり付きのナイフで声を出さないように釘を差し終わると



 伝えたかった愛を全身で…



 そのまま何度も何度も、何度も何度も……もちろん最初は痛みで暴れていたがだんだんと動かなくなり反応も良くなってきた


 満足するまで何度も、貪欲に、貪るように、全力で愛だけを注ぎ込んだ



「あ……あ……そういえ、ば、キタキツネ、どこ……」

「ごめんね。ハァ……あれは、嘘なんだ。君に愛を伝えるためにしょうがなかったんだ」

「や……ありえな……」



 ぐったりとして動かなくなった姿も可愛くて、結局日が暮れるまでギンギツネを愛した


「……」



 ギンギツネが動かなくなってしまった

 流石にさっきのアレで命を奪ったなんてことはありえないし、そこまで乱暴には扱ってないつもりだった



 ……油断していた


 ギンギツネは急に目を覚まし思い切り蹴飛ばして引っ掻いてきた



「何をする!!! ああ、スイッチが弾かれてっ!!!」



 ギンギツネは空いたドアから逃げ出し、一瞬で姿を消してしまった

 本当に一瞬の出来事だった


 暴力なんか振ってないのに、愛を伝えただけなのに、ギンギツネは逃げてしまった


 次だ


 次はキタキツネを捕まえて、今度こそ愛を完全なものにする



 ______________________



 さて、気持ちを切り替えてキタキツネ捕獲の準備だ


 逃げてしまったギンギツネがここのことを言いふらしたことはほぼ確実なので、それを上回る甘い蜜を用意してあげなければ


 まずホームセンターに向かい野生動物捕獲用の罠をあらかた買い揃え、家の周りの山に設置した

 他のフレンズが捕まったらその時は囮に使うだけだ


 さらに強い匂いか何かでおびき寄せるのも良いな


 ということで、家の庭でスパイスをたっぷり入れたカレーを作ってみることにした

 ネットで作り方を調べてスパイスを1から調合し、大量の野菜と一緒に煮込む



「あ~~カレー美味しそうだな~~早く出来ないかな食べたいなぁ!!!」


「ボクもそれ食べたい」



 おお? 背後から可愛い声だ

 振り向くとギンギツネと瓜二つだが腰まで届く金髪と金の耳

 オレンジを基調とした服には立派なファーが付いており、腰には大きな茶色の尻尾


 キタキツネだ


 ああ…今すぐ踊り狂いたいが我慢だ

 こんなに早く会えるとは思わなかった



「ねえ、ここらへんで危ない人間が出るってボクの友達が言ってたんだ。君はなにか知ってるの?」

「いんやぁ、知らないね。ああ、僕はカレーを作っていたんだけど一緒に食べるかい? 僕は優しい人間だから怖がらなくていいよ」

「うん! ボクも食べる!」



 ああ、なんて純粋で可愛いんだ

 ギンギツネより子供っぽいがそこもまたいい


 空腹状態では愛を伝えられないので、カレーだけは完食させて食後のデザートで眠らせることにした



「とっても美味しいな。キミは優しいんだね」

「そんなことないよ。ああ、美味しいデザートがあるんだ。それを食べたら友達のところに戻ると良いよ」



 計画通りにキタキツネは船でも漕いだように頭を揺らし始め、あっという間に眠ってしまった

 睡眠薬の効果時間も分からないので早速…と行きたいところだが、今回は念に念を入れて動けないようにする必要がある


 起こさないように素早く猿ぐつわを噛ませて抱えあげると、トラバサミの上に両足をおいて踏ませてやった



「むぅぅぅぅぅあああああああ………!」

「暴れると痛いよ。…うーん、アキレス腱は損傷はしたが完全に切れてはないみたいだね。ちょっと痛むけどすぐ終わるからね、キタキツネちゃん」

「あぁぁぁ、むああああああああああ」



 キタキツネを抱えあげてうつ伏せに縛り付けると、しっかりと研いで鋭くした包丁を両足首に勢いよく振り下ろした



「ッッッ!!?? あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」



 最大の断末魔をあげるも猿ぐつわで呻き声に押さえられ、涙に濡れた目を見開いてエビのように仰け反ると声を出さなくなった


 試しに立たせたが力なく崩れ落ちた つまり成功だ



「いいかい? 君の友達を僕の家に閉じ込めてある。いくら子供っぽくてもこれがどういうことか分かるね? キタキツネちゃんが下手に騒いだりしたら友達が危険になるってことだ」



 ギンギツネの写真を見せながら猿ぐつわを取ったが、アキレス腱を切られた痛みとショックで静かに涙を流すだけだった



 _________



「さあここが地下室だ。先に言っておくと友達を捕まえてるってのは嘘だ。ああ、あと僕を痛めつけるのもいいけど、そしたら一生ここで暮らすことになる」

「ぐす……だして…ここ…から、出してよ」

「大人しくすれば後で出してやる。ただ下手に騒いだらずーっとここだ」

「さ、騒いだり…しない……」

「いい子だ」



 すぐに服を脱がせて全身を舐め回した

 汗はギンギツネより甘みが強く、涙も舐めてみると少し苦いがやはり甘い



「いあ゛っ!!??」

「叫ぶのか? 悪い子には…」

「やっやめ…あああああああああああ!!! いだあ!!!! 沁みるからやべで!!!!!!! ああ、あああ!!!!!!」


 足に付いた血を舐めていたら騒いだので、罰ゲームとしてさっきの傷口を強めに舐めてやった


 キタキツネはよく叫ぶ子だ

 なので試しに首も絞めてみた


 女の子相手だが力が強いので本気で体重をかけて頸動脈を狙って締め付けると、少しだけ腕を動かして抵抗した後声を出すまもなく白目を向いて失神した



「…うわっ!?」

「うるさくするとこうなるんだ。また痛いようにしても良い」

「ボクいい子にするからあれだけはやめて!」

「キタキツネちゃん次第だ」


「じゃあ、メインだよ。かわいい…キタキツネちゃん…本当に可愛いよ」


 この悪意すら幼さ故に理解できているようには見えず、ただお仕置きを恐れて震えながらこっちを見ていた



 残酷…なわけない

 これは愛を伝えているだけなんだ


 結局キタキツネに何度も何度も愛を注ぎ込んでやった

 痛がって暴れまわり叫んでいたがあえてお仕置きはしないサービスタイムだ


 なんて優しいんだろう


 何度も……何度も……何度も……何度も…………


 暗い地下室にキタキツネの悲鳴と拘束具がぶつかった音だけが響き、今回もギンギツネのように日が暮れるまで食べてやった

 ギンギツネより少し幼いので加減して丁寧にしていたが出血もあり、慣れるまでかなり時間をかけてしまったのが残念でしょうがない


 慣れた後の反応もギンギツネよりは悪かったが、比較的小ぶりだったので愛を流し込むには都合が良かった



「もう……出して……」

「まだ僕が愛を伝えきれてないよ。ご飯を食べたら続きだ」

「や、やだ……」



 夕食をなんとか食べさせると、今度はいろんな玩具オモチャを使って飽きないように責めてあげた


 急に反応が良くなったところを見ると相性が良かったようだ

 ボサボサになった金のロングヘアを振り乱して自分を襲う手から逃げようとするが体力を減らすだけだ



「そんなに暴れたら動けなくなっちゃうよ? もっと僕を楽しませてくれ。愛を…愛を伝えたいんだ」

「おねがい、もういやだっ!! 離して、お願い!! ボクもうダメになるから、友達に会えなくなっちゃうんだっ」

「大丈夫だよ。これが終わったらキタキツネちゃんは自由なんだ」


 敢えて少しだけ希望の光をちらつかせたがそう簡単にはここを出す気はない



「僕を楽しませるんだ。そうすれば出してやる」

「う、うう……」


 反応が薄いので傷口に歯を立てて噛んでやると今までにない暴れ方を始めた


 それでもまた反応が薄くなったので今度は電気を流してみたりもした


「さあ、次は強めに行くぞ、ほら」

「…っ!? あ゛っ!!!!!!!!!」

「もう声がかれたわけじゃないんだろう? また強めでほら、びりびりだ」



 髪の毛が帯電して綿あめのように膨らみ、さらに体が震えるほど通電してみた

 もちろん命を落とさず心臓にも影響の少ないギリギリのラインだ



「こんな可愛い子が電気流されて痙攣してるっああ最高だ、めちゃくちゃ可愛いよキタキツネちゃん!! もっともっと!!!!」

「っ!? あっ!? あう゛!! あ゛!! う゛!? や゛!!!! っ……」

「まだ!!!!  ん? どうした? …おーい」



 電気を流し続けても脇や足を思い切りくすぐったりしても目を覚まさなくなってしまった

 だが心臓はしっかりと動いているのでまだ遊べる まだおもちゃになれる


 だから動かないキタキツネにも今までと同じことを繰り返して遊んでやった

 反応がないのは寂しいがそれでも十分楽しめた




 ________



「満足だ、ありがとうキタキツネ」

「………ボ……出……」

「もう自由だ」



 キタキツネの拘束を解いて運び出そうとした時、家のインターホンが鳴った


 さすがに警察に嗅ぎつけられたかと内心ビクビクしながらドアを開けると



「キタキツネを返し…ぐああぁっ!?」

「はい残念。おーいキタキツネ、友達が迎えに来たぞ」

「あっ、ギン…ギツネ…!」

「おっと待った、俺はこの子には満足してないんだ」

「そ…そんな……」


 俺はキタキツネとギンギツネを小脇に抱えて一緒に地下室に入ると、ギンギツネだけを壁に拘束した



「キタキツネ、ギンギツネちゃんが少しだけ早く出られて自由になれる方法がある」

「だ、ダメ! キタキツネそいつのことは信じちゃダメ!!!!」



 俺は置いてある玩具オモチャを何個か手に取ると、それをキタキツネに手渡した



使

「……ギンギツネ、ごめん。でもこうするしか無いんだ」

「聞き分けのいい子だ」

「い、いや!!!! いやああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



 その後三日三晩ギンギツネの叫び声が響き渡ることになった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

朕の息抜き短編集 ペロ2 @bide114514

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ