「科学が宗教」ってーのはなんというか、まあその通りと思いつつ私ずっとつかみきれていなかったんだけど、
「科学が宗教」ってーのはなんというか、まあその通りと思いつつ私ずっとつかみきれていなかったんだけど、
死生観のことを思えば、ふと、そうだな、って思った。
だいたいいまのあいまいなぼんやりな死生観って、
だいじなひとが死んだときにはふわっとした霊的存在になる。
けどまあ死んだら無だよね。なにもなくなるよね。
脳がとまれば意識もなくなるのだし。
ってな感じで、たぶん、「意識がなくなる状態」ってことだよね。一般的にぼんやりとは。
死後の世界のことをたのしく話したりはするけれど、なんだかんだで「死んだら無」「死んだらおしまい」と、言う。
人間は睡眠で毎晩意識を失っている時間を経験しているし、そういう意味での「なさ」は想像可能であるし。
たいていのひとは、深い睡眠で意識がないときを。そうでないひとたち、いわゆるスピルチュアルなひとたちも「まどろみ」のような状態を想像するのではないのかな。浅く夢を見る。その瞬間だけは現世で霊的存在としてかかわる。
そりゃ宗教だわなって思うわ。
その社会における平均的な死生観を決定していること。
だっていまたぶん本気で死後の世界があると、理屈ではなく、体感で感じてるひとって、ごく少数なのではないかしら。そうであれば自殺はもっとおそれられるはずなの。かわいそう、ばかだなあ、で終わりがちですでしょ、いま。
それはね、もう、死生観が「科学的」になってるからだわ。
あ、そりゃ、宗教だわ。
ちなみにここだけの話だけど、私は私でじつは死生観は科学的なほうによってる。どうしてもね……。
だからこそ、死にもの狂いで、「信じている」、わけですよ。
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