★でいりー2
言っていることで ばくろとゆわれても
身近であるかのように内面をさらけ出すことで
そのひとの隣人になれる。出会わなくとも
たとえ悪趣味と言われようがこのことによってのみ隣人となれる。
自己露出。なにも、自分のためだけではないのよ?
そうやって親しく語るからさ私も、さ。
★
私はわりといつも「殺されてえのかこいつ」って思いながらひとと話をしてるんだけど、たぶんあんがいみんなそうでもないのだろなあ。
私いままでの人生で「死ね」とか「殺すぞ」って言ったことほぼないけど、
まあないわけでもなく、いやもうほんとふだんではないけどさ、学校とかでもさ、
けどそんときってほんとに殺せるときにしか言わないよね。
いまさ、それに思い当たったのよ。
もしかして多くのひとって殺せもしないのに脅し文句として「殺すぞ」って言ってるの?
わー……うわー……こっわ。
なんと、危なっかしい生きかた。
まあ私は武力や身体能力はそんな秀でてないんでね。
でも、ある種のそれが、あるだろう。
「光当てんぞ」くらいのことはできるはず、なんだけど、
……んんー? 殺すうんぬんよりだいじな仮説、気づいたかも。
私もしかして、やろうと思えば、光の調整、できるのか?
どうも向きはできるっぽい、と自覚してきたのよ。「よりそちらにまぶしい」と。
ってことは……調整、してる? すでに?
んー。けんとう、ひつよう。
ともかく私が「殺すぞ」って言うとしたらほんとに殺せるときでほんとに殺したいときだけだよ。
そんなことは今後めったにないだろうし、極力言う気もないけどねえ。
ひとを殺したい、とか、まあ……うん。
べつに殺したくはないのでね。だって私と彼の生活が不自由になるし。それ以上に殺したい命って、ありえないでしょ。彼がらみ以外では。彼のことが関係ないところでは私はだれも殺さないわ、私たちのためでしょうがよそれが。
まあ……でも、だからこそ、「いつでもころせる」って心構え、だいじよねえ。
精進、精進。
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