●2016/07/09

■紙の日記にて


 23歳、最後の日。

 科学哲学のレポートを書こうと思うが、『省察』を読むのに時間を取られて書けず。

 23歳の年は、みごとになにも成さなかったな…。24歳の一年は、実り多いものにする。


■パソコンにて


 いまさら後悔しても仕方ないんだけれど、ほんっとーに、なにも進んでないよね。

 本も出してないし、単位もわずかしか取ってないし。

 いや……やはり、出版のことが大きいよね。書いてはいるはずなんだけれどね。なんでだろうね。

 私の小説が商業レベルに達していてあくまでもカラーではないから出せない、ってことならまだいいんだけれど、商業レベルに達してないのかなあ、って思うとこわいよね。

 はあ……24歳かあ。


 なんか、緩やかな絶望がある。つねにある。

 焦りもある。つねにある。

 それでもできることをやるしかない。

 私は、小説家として生きたい。


 学校もだいじだけれど、やっぱり、小説。

 そこを忘れなければ、だいじょうぶかな……。


 タロハナも、うまくいくかどうか。

 もう略称ができたw


 不安だらけの二十代。

 いつかは、そんな日々もあった、と笑いたい。


 目が覚めたら24歳。

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