世界の半分をおまえにやろうか?
私は、世界のもう半分のことも、知っている
田舎の公立小中に通うというのはそういうことだ
私は、いま、それでよかったと思っている
知力も環境もあってしかしそれだけなひとに負ける気しないし負けないんだよなあ
だってそっちはどうがんばっても半分まで、じゃない。
こっちの上限はもうはんぶん、あるんだよ。すくなくとも。
田舎モンと馬鹿にするならそれ悔しいけどま、そうしてりゃいいんだと思うよ。
知力にも環境にも恵まれたてめえらをこっちゃの半分がどんないにみてっかは知りようもねえわげだ。
私はねえ、どっちのひととも、おしゃべりできるよ。
ちゅうそつこうそつとわらうひとたちともおしゃべりできるし、
ガッコばっか行っとってこんないむずいもんだけ知ってせせっこましいに、とゆうひとたちとも、おしゃべりできるよ。
ああ、よかった、恵まれてなくて。
洗練されてなくて。家が、それなりに、裕福、とかじゃなくて。
私の環境は突き抜けていた!
……うらやましい?うらやましいの?
私がどっちの世界も親しく歩けることが、そんなに?
だったら簡単なことをアドバイスしようか。
そういなとっからおりてきいや、そしたら、おはなししてさしあげる。
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