独り言

作者 栞屋こと

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★★★ Excellent!!!

日常の隙間からぽつりぽつりと零されるようなひとりごと。それこそ呼吸のように何気ないものからふとした疑問、ひた隠しにされた激情、現実的な気持ちや空想的な願い……小さな想いも大きな想いも溢れていてとても美しい言葉達だと思いました。
私は詩集は夜に読みたくなることが多いのですが、こちらは心の隙間を埋めるかのようにいつでも不意に手に取りたくなる感じで、何度も読み返したくなります。
いまを生きながらも過去を想う雰囲気のものが多く、淡く色褪せていく過去を想う気持ちが儚くて好きです。特に『眠れぬ夜は』と『もくもくも』がすごく好きです。
昔の写真を見るかのような心地良い言の葉を是非に堪能してください。