第67話 そうなんだよ奴は。

これはいつもと違う人物について書くことにする。その人物はAとしよう。そのAは、私が以前に勤めていた会社に後輩だ。ちなみに私が辞めると同時期くらいに退社している。辞めた時期、私は有給消化中だったので、どのような理由で辞めたかは不明だ。でも連絡先は知っていたので辞めてからも、電話やLINEなどで連絡を取っていた。理由は特に興味がないので聞いていない。とりあえず、Aは元気に別の会社で勤めている感じだ。


現在の私は退職後も、前職時代に仲良くしてた人から、個別に修理依頼を受けて作業しています。これまでは特にパーツは必要なく調整で終わっていましたが、今回は必要となる感じです。もちろん手元にはありません。市販されているパーツですが、購入には費用はかかります。交通費、昼食代しか出ないので、その分が赤字となります。休日も返上しての作業なので極力出費を減らしたいと考えています。どうにかその必要なパーツを入手したい。前職の仲間と連絡を取り、パーツの入手について相談する、なぜかAが持っているという情報が入りました。さっそく私はAと連絡を取り、現在も持っていることを確認しました。そして私の自宅まで送付してもらうように依頼しました。Aへの負担を軽減しようと返信用のレーターパックも入れて自宅へ送付しました。


そのAに依頼したパーツですが、いきなり修理先に持っていくのは怖いので、一度、別な施設で試そうと考えました。その施設へ怪しまれないように訪問のアポを取り点検という口実で訪問することになりました。訪問は1ヶ月後となり、時間には余裕があります。Aに連絡を取り、送るように依頼、特に急がないこと。使用するのは1か月後だからそれまでに届けば問題ないことを言いました。こちらから返信レターパックも含め送っていることも伝えました。


それから2週間が経過しても届きません。Aは出張が多い仕事らしいので家に帰らないのかな?とも思いましたが、遅すぎる。電話しても出ない、LINEしても既読にならない。時間と言ってもまだ、2週間あるのだが、ギリギリになってやっぱりありませんでした。と言われる可能性があるので、怖くなりネットで販売していることは確認し、万が一の体制は整えました。その後も電話に出ないので、心配になりネットで注文しました。そして自宅にネット注文したパーツが届いた頃、Aから突然の電話、「すいません、週末には送ります。」とのこと。なんだよ、と思いながらも待っているが、届かない。連絡しても出てこない。まぁ、パーツは揃っているので問題なしとなった。結果、私がパーツを購入していることになった。もうどうでもいいことだが1日前に、なんとAからパーツが到着。

購入しておいて良かったと安心もするが、Aに依頼をしなければ良かったとも思っている。無駄なお金がかかった。パーツも被るし、レーターパック代など、それ以上に無駄な心配、不安をしていたことだ。


被ったパーツはメルカリにて売却した。

もうAと連絡を取らないようにする。

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