第35話 方向音痴ですけどね、なにか?

私はサービスエンジニアとして勤務しています。そこに営業マンが入社してきたのですが、今どきなのでしょう運転免許をもっていません。私は初めてこんな人をみました。このような事情もあり、運転手として営業先に同行することもしばしば。ですが、この営業マンは方向音痴ではなく、一度通った道を覚えるのです。私が、方向音痴なので、全く道を覚えないし方角もわかりません。最近は携帯のナビを使えば、最新に道路事情もわかりますので、スムーズに移動できます。ナビにも相性があると私は思っています。自家用車のナビは私が思う感じで案内してくれますが、会社の車してくれません。例えば、ナビの指示の道をそれてしまった時に、間違った方法での道に修正してくれますが、会社に車は元の道に戻そうとします。それも間違った道をかなり進んでいてもです。

 ある日の営業マンと同行した時の話です。私の方向音痴を楽しんでいるのか、横で無言で携帯を触っているので、そして私の方向音痴を楽しんでいるんです。迷って焦っている所などを。いいんですよ。でもね、道を覚えてどんな得がありますか?便利なナビがあるじゃないですが。方向音痴を馬鹿にして楽しんでいますが、そんな能力必要ありません。今後、人間に必要ではなく消えていく能力の第一位は「道を覚える能力」と思っていますからね。

 あとお酒は要りません。そんなアルコールの力を借りて、本人の前では言えない愚痴、提案も出来もしない会社への不満を言って気持ちが良くなるのなら、私はマスターぺーションの方が気持ちいが良い。

 そんな私を楽しむ前に教習所へ行きなさい。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る