黑矢木山奇譚

作者 秘蔵 審

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★★★ Excellent!!!

この物語が投げかけることを、どのように「解釈」するかは読み手の心次第です。

黑矢木山に黒き心を持つものが集い、真っ黒な闇の中で起こる凄惨な出来事。己の黒き欲望の果てに見るのは、白き光ではなく己すら飲み込む黒き絶望なのかもしれません。

読み終わってからは、ニーチェの言葉がぐるぐるしました。人は弱い存在なんだと。弱さから生じる「悪」。その最悪の敵は、まさに自分自身であったと。

『人の行く裏に道あり花の山』
黑矢木山に集いて咲く花々を是非ご堪能あれ。。。